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623 ピノさんこんにちは、みんなのために役に立ちたいという気持ちとても立
派だと思います。
その気持ちを大切にこれからもがんばって下さいね
さて、ピノさんが悩んでいる「耳を良くする」ということ。
人間の耳の能力にはそんな違いがありません。意識して音の違いを見つけ出
す訓練の差だと思います。
「合奏やチューニングで」と書いていてくれたので、そのポイントに絞って
お話しましょう。
ピノさんは『音のうねり』というか『音の揺らぎ』というか、感じ取ったこ
とはありますか?
チューナーでも電子キーボードでも、ピッチを正確に変えられる2つの音源
を用意してみて下さい。
(↑できればまったく同じものを用意すると判りやすいです)
【体験その1】
最初は二つとも全く同じピッチで鳴らしてみましょう、そして片方だけ音源
のピッチを2Hzとか、5centとか、下げてみるとどうですか?
♪ウニョ〜ウニョ〜ウニョ〜ウニョ〜ウニョ〜ウニョ〜♪
と揺らぎ始めるのを感じ取ることができるでしょうか?
【体験その2】
ピッチの基準にしている片方の音源はそのまま、ピッチを変化させる方の音
源は10Hzや20cent下げるなど
少し離れたピッチにしてスタートしましょう。
徐々にピッチを近づけて行くと
♪ウニョ〜ウ〜ウニョ〜ウ〜ウニョ〜ウ〜ウニョ〜ウ〜♪から
♪ウニョ〜ウニョ〜ウニョ〜ウニョ〜ウニョ〜♪へと
と波の間隔が小さくなっていきます、感じ取れますか?
そして二つの音源のピッチが非常に接近すると
♪ウニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョ♪
と激しいうねりを出します。それが突然、、、
♪ウニー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー♪
とうねりを無くします、これが「ピッチの合った状態」というものです。
他にもまだまだ訓練すべきことはたくさんあるのですが、「うねり」や「ゆ
らぎ」を体験することが大切。
この実験を管楽器のお友だちも巻き込んで一緒にやってみてはどうでしょうか?
とりあえず今日は第一歩ぶん、ここまで書いておきます。
夏場の練習、熱中症で倒れた吹奏楽部の子どもたちのニュースも聞きます。
体調にも気をつけて頑張って下さい。
ではまた。