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つまみ読み
記事 130 by Arcano

はじめまして。高校に入学して、ホルンを吹くことになりました。ホルンパートは自分ともう一人新入生... ( 続きを読む )

1.指使いの法則

コメント 131 by るー
はじめまして。ホルン暦十?年のるーです。
指使いは、F管だろうとB♭管だろうと、
初心者用の教則本には必ず載っているものですが……。
それさえも納得してもらえないということでしょうか。
まあせっかくなので、きちんと理屈から理解してしまいましょう。

この問題を正しく理解するには、
音階を作る仕組みと記譜音についての知識が必要ですね。
本題に対する答えの前に、このあたりの説明から始めます。

金管楽器であれば、開放の指使いで出る音は、低い方から順に
ド・ド・ソ・ド・ミ・ソ・シ♭・ド・レ・ミ……
と物理学的に決まっています。そして、この「ド」の音が
実音で何にあたるかによって、B♭管・F管・C管・A管……と呼ばれます。
では半音階はどうやって作るかというと、開放の音を基準に、
1番を押せば1音、2番を押せば半音、3番を押せば1音半下がる、
ということになります。
したがって、トランペットはB♭から始まる音階になり、
ホルンF管はFから始まる音階になります。

さて、これとは別に、記譜音について考えます。吹奏楽の場合、
トランペットであればinB♭で、ホルンであればinFで書かれています。
これはそれぞれ、B♭から始まるドレミファソラシド、
Fから始まるドレミファソラシド、であることを意味します。

ここでですが、トランペットの場合もホルンF管の場合も、
楽譜の音階と楽器の音階が同じであることがわかると思います。
つまり、トランペットであれば楽器も楽譜もB♭から始まり、
ホルンF管であれば、楽器も楽譜もFから始まります。
そのため、トランペットもホルンF管も
記譜上は指使いが一緒になります。

ここで問題なのが、ホルンB♭管について。B♭管ですから、
実音で考えると、当然トランペットと同じ指使いになります。

ところが、ホルンB♭管はinFで書かれた楽譜を使用することから、
記譜上の(=普段意識する)音階はinFで考えなければいけません。
そうすると、ホルンB♭管の記譜上のドレミ……シドは、トランペットの
ソラシ……ファ#ソの指使いと一緒にならなければいけません。
トランペットのソの音が実音Fですよね。

ということで結論。
※ホルンB♭管とトランペットの運指は「記譜上では」違うが、
「実音では」同じ。
※ホルンF管とトランペットの運指は「記譜上では」同じだが、
「実音では」違う。
※ホルンB♭管とトランペットの運指が「記譜上では」違うのは、
「ホルンB♭管の楽譜はinFで書かれているから」

どうしても周りの人に納得してもらえないなら、
チューナーを使ってしまいましょう。ドから順に
F・G・A・B♭・C・D・E・F
となる指使いが正しい指使いです。

最後に。
>四番レバーの切り替え方が、変えてあるものがある
>自分はFチューニング管に息が通らない時がB♭管だと思ったので
という点に気がつくあなたの観察眼はすばらしいと思います。
せっかくのフルダブルホルンですので、
どちらか一方だけを使うのではなく、両方の管の特徴を感じ取って、
状況に応じて使い分けができるようになってください。
その観察眼があればできると思います。応援していますよ。
To:るー

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主題: ホルンとトランペットの運指の違いについて

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2006年9月20日(水) 3時20分 親記事 2件目のコメント
コメント 132 by Arcano
るーさん、本当に有難うございました

ホルンを吹くのは難しい、とよく言われますが、
構造も難しくて、身近にホルンを教えて下さる方がいないので
教室にでも通いたいのですが、ホルンの教室と言うのはなかなか無く、
どうにも困っていたところ、助かりました。

丁寧に説明していただいて、また少し楽器について理解出来たつもりです。
相方にもゆっくり説明して、理解してもらえるように頑張ります。

楽器に触れるのは初めてだったもので、
コンクールまではとにかく楽譜を吹くのに必死で、
(とても人数の少ない部で、一年生も全員が参加します)
しっかりと、細かいところまで追求することが出来ませんでした。

アンサンブルコンテストに向けて、
徹底的にこだわって、音楽がしたいと思っています、
まずはホルンパート内でも音を合わせなければいけないし、
B♭管もF管も、使いこなせるように頑張ります

有難うございました。
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2006年9月20日(水) 20時10分違反通報親記事 3件目