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784 よっちゃんさん
始めて半年なら、知識的にも感覚的にも難しいはずです。
特に、感覚的に付いてこれないと思います。
おそらく、息の通り道という概念が判らないのでしょう。
「息は出てるよ?」って。
上下の歯の間から先の息の通り道が真っ直ぐなのかどうなのか、と言っ
てみましょうか。
唇の辺りで本当に真っ直ぐなのかどうなのかまでは、
私の腕前では判りませんが。
少なくとも、息を無駄に曲げていませんか?とは言えると思います。
鏡を見ても、想像できるのは(マウスピースの中は見えませんから)、
せいぜいマウスピースと唇の合わせ目の関係です。
肝心の息の通り道の場所や方向は、鏡では見えません。
無駄な練習だとは思いませんが、すぐに限界に達します。
極端に言えば、唇の合わせ目が上の歯茎の位置にあった場合、
マウスピースの真ん中と唇の合わせ目の位置が合っていたとしても、
良い音が出ると思いますか?
前回書き忘れましたが、楽器を(マウスピースを)
口に強く押しつけていませんか?
特に、音が高くなる程。
また、そのとき、唇に無駄な力が入っていませんか?(何が無駄かっ
てのが難しいのですが)
左右の手のひらで上下の唇の代わりをしてみて下さい。
パー同士を見ながら小指を合わせる感じ。
それを蛇口から出る水に当てることを考えます。
水の通り道に両手のひらの(唇の)合わせ目があれば、
水の勢いが強くても、手のひらの合わせ目から水が逃げ、唇なら、
音の強弱や高低で反応してくれる可能性があります。
ところが、ずれていた場合どうなるでしょう?
水の勢いが強まれば、
水は唇の合わせ目以外にも逃げ道を作ろうとします。
そして、水(息)が当たっている箇所の手のひら(唇)は強く押されます。
楽器を吹く場合、出口は唇の合わせ目しかありません。
息は、一旦上下どちらかの唇(手のひら)に当たり、
勢いを弱めて外へ出て行こうとします。
その息が当たる壁の部分を支えるために、楽器を押しつけ、
唇に力が入る、
ということが考えられるのです。
支えられなければ壁が崩壊し、低く大きい音が出ます。
支えられても、貧弱で不安定な高音しか出ません。手のひらの上にたまっ
た水を、後から来る水が押し出して、
その出口を狭めることでどうにか水(息)の速度を早めているからです。
マウスピースの上下が気になるのは、
その壁をマウスピースで支えているからということはないでしょうか?
つまり、息の通り道と唇の合わせ目の場所が合ってないのです。
そうですねぇ、高い音低い音出してみて、途中で音を止め、
唇を指で押さえ、その体勢のまま、舌で唇の内側を触ってみます。
上の歯から唇の合わせ目までと、
唇の合わせ目から下の歯までの距離は同じ(で本当に良いのかは私には判り
ませんが)でしょうか?
唇を|、息を←とすると、
○
|
←←←
|
×
|
←←
| ←
かも知れません。私の腕前では精確なことは判りませんが