>>
2804楽器を充分に鳴らすことができれば、ユーフォニアムらしい音になります。
ユーフォニアムは、音を出すことは簡単ですが、他の楽器に比べ、ベルが厚
いので楽器を充分に鳴らすことは大変難しいです。
楽器を充分に鳴らす唯一の方法ですが、唇自体を効率的に振動させること、
これに尽きます。このためには、唇自体に余分な力を入れずにリラックスさ
せておくこと。唇の周囲は、太鼓の皮のように外側に引っ張っておく。この
2つのことを同時に満足させれば可能となります。具体的には、唇両端に洗
濯バサミが挟まれているようというイメージして、力を入れ、唇の周囲は、
顎と頬の筋肉で常に張る。上唇はリラックス。音の高さによって唇の幅が変
わらないこと、上下方向に移動しないことが重要。こんな吹き方を身に付け
てください。潰れたような音になるのは、マウスピースを唇に押し付け過ぎ
で、唇が振動しなくなっているのが原因と推測されます。高音が出ないの
は、唇の絞め過ぎで、息の通る穴が塞がってしまっている人が多いです。こ
の場合は、唇を上下方向にやや開き、左右方向に縮める、ちょうどストロー
を咥えるようなイメージです。
上で説明したアンブシュアーで、下唇を巻くようにして、息の方向で音の
高さをコントロールできるように練習をしてみてください。
その他、音の高い音を吹く時には、
(低音)トゥ ー タァ ー テェ − チィ (高音)と発音する時のよう
に、舌の中程の高さを変え、息のスピードをコントロールする(高音で息の
圧力を高める)方法も必要です。
文章が下手くそで説明が悪くわかりにくいと思いますが、わからないとこ
ろは何度でも説明しますので、遠慮なく質問をくださるよう、お願いしま
す。