>>
363自分自身が、治癒例です。治癒例が少ないようなので、はりきって答えます。
高校生の頃、クラスの女友達に裏切られて人間不信になり
あれだけ優しくしたのに人間は信じるものでは無いと確信し、
恐怖心がやはり本物だったのだという恐ろしい感覚と共に、じょじょに緊張症から発症。
それまでは小学生から人気者グループ。
しかしいつもどこかで陰口などを言われているんじゃないかというプチ不信持ちでした。
原因は、家庭内ではスケープゴートが順番に回ってきて
いない時に食卓で悪口を言われるなど、家庭内の仕組みから。
(姉がいない時には姉の、兄がいない時には兄の、母、父も同じ。笑)
また、人に本当にショックであった悩みを話す事は無駄である、と常に感じ、表の自分と、内面の自分がはっきりとしていて、悩みを話すなんて弱い自分をあえてバラすようなもので愚かだなあと、悩みを打ち明ける人を生理的に嫌悪し、侮蔑するような感覚がありました。
発症後は、柔らかくて常にリラックスしていた身体もガチガチに固くなり、
クラスにいるだけで震えが止まらなそう。みんな自分を悪く思っているという恐怖心がすごかったです。
心のバランスを失うショックやらいろいろで、授業中、先生からどうした?と指摘されて気がついたのですが、いつのまにか漫画みたいにどどどどっと涙が出ていておかしかったです。
治癒方法としては、2つの事に、気がつく事が大事です。
1つは人を信じても良いという事。
裏切られたら、はい信じないという選択肢しか、普通は教わっていませんが、
裏切られたとしても、その人を信じる気持ちは大事にして、
ただ相手を裏切る弱い人間として、距離をおくだけでいいんです。
人を愛する、信じる気持ちを奪われると人は格段に弱く(人間はどうやら、心、意識までもが集団で生きている生物ですから、集団と心を切り離される絶望は死と同等です。ですから生物的な自殺のほうがましと考える人もいる。)、
そうして悪循環に陥ります。
ですので、人を信じる愛する気持ちだけ大事に大事に保存して、
そうやって自分自身を大事に集団の意識と共にあるようにします。
2つは意識をむける癖のようなもの。
何か、唾液恐怖症は口からいろんなものをエネルギーとして出そうとしているというのかな。普通じゃない、エネルギーの偏りがすごいんです。
普通は、胸がポカポカしてそこを基準に放射状にエネルギーが出ているような感じ。すごくリラックスしていますし、全てが楽です。
唾液恐怖症というのは、唾液が出るんじゃないかという事に全意識を
集結していますので、エネルギーを放射せず、背後からきゅーっと吸収して唾を出そうとしている。背後に敵があり、冷たい背後を気にしています。
どうやら、その背後にある敵から、冷たいエネルギーを信じ、吸収して唾として分泌し、その唾が集団の和の心と異質、異常である、自分は異常である、という恐怖を、自ずから表現しているようです。
ここまで分かれば、あとは、治癒だけです。
過去を思い出し、人を信じる心をじょじょに回復させ、
愛を胸に育てて下さい。何度でも、ゆっくりと。