「インスタント・コンサート」というのは曲名かな?自分が知っている
のは沢山の曲がメドレーになっているものです。それとも演奏会の
タイトルみたいなものでしょうか。
まず、打楽器奏者はどんな人でもみんな「個性」を持っているので
先輩の音と、まよさんの音が違うのは当然です。
詳しく言うと、叩く場所が同じでもグリップ、あたる角度、叩いた後の
マレットの処理(方向)、腕やマレットの重みのかけ方、タッチなどが
それぞれ違うからです。
今、まよさんが上手な先輩をお手本にしている、まあ平たく言えばマネ
しようとするのは、打楽器に慣れないうちは大変良いやり方だと思います。
音が違う理由は別にもあります。
打楽器はそばで聞いている音と、離れて聞いた時の音が全く違います。
これは全ての打楽器に言える事で、最終的にお客さんにどう聞こえて
いるかが大切です。手元でいくらいい音に聞こえていても、それが客席に
届かなければ意味がありませんよね。ですから音色に不安があるなら、
10mでも20mでも離れたところで人に聞いてもらうといいでしょう。
自分で聞ければいいんですがね

これは無理ですね。
サスペンドシンバルは、打つときは端から1/3〜1/4ぐらいの所を
打ちます。端の方は幅のある「シャーン」という残響の長い音がします。
中央に向かうにつれて「ヂャーン」と叩いた瞬間のアタック音がある
高音域が強調された音になります。曲想や欲しいサウンドに応じて使い
分けると良いです。
マレットはシンバルに当たったら、ぽんとはねるようにシンバルから
離します。押しつけるように叩いたり、パッとつつくように叩くのは
良くありません。
また、重めのマレットを使うと楽器の鳴りが良く、シンバルが持ってる
高音から低音までしっかり引き出す事ができます。
仮に先輩と違う音がしても、まよさん自身の音楽を作れば良いと思います。
上の「個性」の話のところで書いた様な、グリップや角度、腕の重みなど
研究しながら、まよさんにしか出せないシンバルサウンドを追求してみて
ください。