私、幽霊付きの車に乗っていました...
学生の時、私はご多分に漏れず一生懸命バイトして、10年落ちの車を手に入れました。外装にヤレはあるものエンジンなどには特に不具合もなく満足して乗ってました。
ところが...
証言その1・深夜から朝までのバイトをした帰り、友人はバイク、私は車で帰途についてました。その途中、信号で停車した私の車の横に、後ろから付いてきていた友人が乗り付けてきて一言「あれ?今、誰か助手席に乗せとらんかった?」。
証言その2・ちょっと気になってた女の子とドライブに行ったとき、海岸沿いに停車してお話をしていると、突然彼女が「ねぇ、ちょっと聞くけど、おじいさんは禿げてた?」と聞いてきた。私は「母方の爺さんは禿げてたけど...どうして?」と聞き返す。彼女は「いや、何でもない。違うところに行こう」と...、その道中、彼女が「実は、さっきミラー越しに見たんだけど。禿頭の老人が車の後ろからジーッとこちらを見てた。あそこ誰もおらんかったよね?」と...
証言その3・♂2+♀2で遊びに行った帰り、彼氏彼女の間柄の二人に気を遣って残り物の私ともう一人の女の子とは、彼女のアパートを後に夜景スポットへドライブ。展望台の駐車場で話してると彼女が突然うつむいて「もう帰ろう」と...。アパートの近くまで帰ってきたけど「まだ、ちょっと早いね」と近くの海岸沿いへ。ここで話をしてたら、彼女が「あれ?開かない」。助手席の窓が開かなくなった、運転席のスイッチでも助手席のスイッチでも開かない。「年代物やけん、壊れたな」とその場は修理代の心配してたら、その後、アパートに帰り着いたら何事もなかったかのように開く。???
この時の話は、車が無くなった後に聞いたんだけど、助手席の彼女は、展望台の駐車場で話してたときに、窓の外に小学生くらいの女の子が立っているのを見たんだって、しかも、その子は窓ガラスに映っているような感じで透けてた...
証言その4・ちょっと霊感のある、親友(♀)が廃車後に語った。初めてこの車に乗ったとき、助手席に座ったら「ず〜んとシートに沈み込むような感じで、まるで縛り付けられるような圧力を感じた」、以後、彼女は決して助手席に座ることはなく、後席専門だった。
他にも、廃車後に、次々と目撃談や違和感を感じた話が友人の口から語られた。そういえば、「この車、事故車じゃない?」と聞かれたのは2度や3度じゃなかった...
結局、所有していた私自身は一度もお目に掛かることもなく、と言うか全く気付かず(^^;。わずか半年でこの車は、車検が切れて廃車となった。
しかし、次の愛車は、納車から44日後に、事故を起こして廃車になった。その事故も、本来なら遠回りになるので通らないはずの道へ、何かに誘われるかのように曲がり、葬儀屋さんへ突っ込んだ。
未だに、友人達に会うと、この車の話で2時間は盛り上がれる。背筋も凍る、我が愛車の話でした。
私自身は目撃してないので確信は無いけど、友人達が総出で私を担いでない限り、この話はノンフィクションです。
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