【考察】私にはあまり好きではない言葉があります。
「男だったらこうしなさい(こうしちゃダメ)」
「女だったらこうしなさい(こうしちゃダメ)」という言い方です。
私はどんな場合でも男とか女とかは関係ないと思っています。
なぜなら男も女も同じ人間だからです。
それを「男だから」「女だから」という理由で
くくりつけようとすること自体が不自然です。
誰が一番はじめに言い出したのかは知りませんが、
これは単なる固定概念であり、懐古主義の考え方でもあります。
男女平等を唱えるのであれば、こういう部分は切り捨てるべきでしょう。
あるとすれば身体構造の違いによる「差」だけです。
また、子供同士がけんかすると大人は決まってこう言います。
「あなたはおにいちゃんなんだから…」
「あなたはおねえちゃんなんだから…」
なんなんでしょうね?この言い分は?
これは幼児が言ったひとことに腹を立てて
手を出す大人とはわけが違います。
子供同士なんですから物の分別がつかないのはどちらも一緒。
「あなたの方が年上なんだから」なんていう大人の言い分、
子供に分かるわけないじゃないですか。
歳に関係なく、しっかりとした理由付けの上、
悪い方に対して悪いものは悪いと叱ることが大切だと思っています。
さらに障害者に対しての健常者の見方。
障害者の方がひとりではこなせない部分をサポートするのは
とても大切ですが、「この人は障害者だからこうしてあげなきゃ…」と
特別扱いをしたら、その時点でそれは差別になります。
フォレストガンプという映画はご存知でしょうか?
主人公は知的障害を持っていますが、
周りが特別扱いをするような場面はないのです。
同じたぐいでも日本の映画ではどうでしょうか?
「障害を持つ人は大変です。サポートしてあげましょう」という
おかしな作りになっている場合が多いでしょう。
私が言いたいのは、ものすごく簡単でものすごく自然なことなんです。
どんな状況でも、相手を同じ人間として尊重できるかどうか。
それができれば、相手が男でも女でも、大人でも子供でも、
健常者でも障害者でも、本来あるべき形で接することが
できるはずなのです。
だから常々私はこう思っています。
日本は技術進歩・経済発展では先進国ですが、
一番大事な人間性という点でまだまだ後進国なのだと。
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