くーろんさんへ
いつも、辛口なご意見ありがとうございます。
最初に断っておきます。私はただの「科学技術奉信者」ですので、純粋に「技術的興味」しか持ち合わせておりません。ですから、「原発問題、環境問題」についてはここで一切触れるつもりはございません。
ただ「放射性廃棄物」に関して、先日訪問した専門家サイトで得た付け焼き刃知識で反論させていただきます。
「核融合」においては、“将来的に”放射性廃棄物の発生は「0(ゼロ)」に出来ます。
まず「核融合」には3種類の反応があります。
1.反応温度は低く(7億℃)反応率は高いが、高エネルギー中性子を多く発生してしまう「DT反応」
2.反応率が低くなるが、高エネルギー中性子の発生は低くなる「DD反応」
3.全く中性子が発生しないが、反応温度が非常に高い(25億℃)「pB反応」
現在は、まだ「DT反応」での“自己点火”と“定常運転”を目標に開発がなされているそうです。
「DT反応」では、炉壁材料の“放射化”は避けることが出来ません。そこで、素材メーカーは「低放射化素材」の開発に力を入れて、実用化まであと一歩というレベルに達しているようです。
この「低放射化素材」が実用化されれば、炉壁材の放射化は100年程度で再利用可能レベルに抑えられるそうです。つまり、「廃棄物」として長期間管理するだけではなく、一定期間で再び「炉壁材」として再使用できるのです。
「DT反応」の技術を確立すれば、次の「DD反応」の実用化もそう時間は掛からないと思われます。
「DD反応」では、炉壁材の“放射化”は低く抑えられるので、廃棄物の発生は減り、炉壁材の長寿命化も果たせると思います。
そして、究極の「pB反応」では、炉壁材を含めて一切“放射化”は起こりません。まさに理想的な「夢のエネルギー」です。
まだまだ初期段階の現在は“放射性廃棄物”の発生は避けられませんが、“将来的には”廃棄物ゼロとなるのです。
To:ミト
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主題:
夢のエネルギー「核融合」