あなたは「ばすえのスナック」なんてセリフを口にしたことがありますか?
初めて聞いたとき、私の耳には「罵声のスナック」と聴こえました。「罵声?」妙に耳に残るこの言葉、気になって仕方がなかったので調べてみると「ばせい」ではなく「ばすえ」でした。漢字で「場末」と書きます。
「おどろきました。あんな場末のスナックで聴く歌じゃない。」
「上手い下手じゃなくて、説得力というか、本物感があった。」
NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』第10週(第58回)「おら、スカウトされる?」で、ファイナル勉さんが掘った琥珀採掘場で、松田龍平さん(水琢:みずたく)が小泉今日子さん(天野春子)の歌について能年玲奈さん(天野アキ)に言ったセリフです。
「場末のスナック」とは、都市の中心部(繁華街)から外れたところにあるスナック、すなわち、町はずれのスナックのことです。『あまちゃん』の中では「スナック 梨明日」のことをさします。
もう一度、お尋ねします。「場末のスナック」なんてセリフを口にしたり、日常生活の中で聞いたことがありますか?もしくはこのような言葉を知っていましたか?スナックではなくとも「場末のパーマ屋(あえてパーマ屋)」とか「場末の居酒屋」などの言葉でもかまいません。
私は、今まで生きてきて一度も見たことも聞いたこともないですから、言葉自体知りませんでした。おそらく、今後死ぬまで一度も口にすることはないでしょう。将来、地方のスナックを舞台にした小説でも書かない限り絶対に私の人生には登場しない言葉なのは間違いありません。
このまま使わなければ確実に忘れてしまう・・・。
「場末のスナック」という表現は、普通に使われている言葉なのでしょうか?それとも年齢層によっては使われることもある言葉なのでしょうか。『あまちゃん』の脚本を書いた宮藤官九郎さんの出身地は宮城県だそうですが、宮城県などの東北で使われている方言的な言葉なのでしょうか。
一体全体どこで使われている言葉なのでしょう。
とにかく気になる「場末のスナック」
ああ、私の脳の中であとどのくらい留まってくれるのでしょう。
確実にいつかお別れをすることになってしまうであろう「場末のスナック」
自然消滅なんて寂しいです。今のうちにお別れを言っておきましょう。
「さようなら、場末のスナック」
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