四葉さん
ファンタジーというジャンルに入りにくい本ではありますが、お薦
めするのは「夏への扉」という本です。
「ぼくらは、1970年12月、コネチカット州に住んでいた。猫のピー
トは、いつも冬になると、夏への扉を探す。たくさんあるドアのど
れかが夏に通じていると信じ込んでいるのだ」で始まるロバートA
ハインラインの代表傑作です。
作品の中で主人公は全自動お掃除ロボットを発明してるんですが、
全自動お掃除ロボットって今はあったりして、技術がどんどん想像
の世界を追い抜いていったりもしていますが、そんな中で「読み物
として楽しめる」SFだと言えるでしょう。
この他には絵本ですがアーシュラKル・グウィン著の「空飛び猫」
がお薦め。彼女は私の中では「ハードSFの旗手」なんですが、
この本を読んで改めて彼女の才能の深さと広さを知ったというか。
出来れば「ゲド戦記」シリーズとか読んで欲しいんですが、兎に角
量が多いし

ファンタジー系で忘れちゃいけないのが早川ファンタジー文庫の
「伝説は永遠に―ファンタジイの殿堂(1)−(3)」です。
「あの」スティーブンキング渾身のファンタジーをはじめとした
読みごたえのあるファンタジーが満載です。
取り敢えずこれだけあれば夏一杯くらいは持つのでは?
ゲド戦記全巻まで手を出すともうちょっとかかるかも
