2019年公開の映画『エア・ストライク』は、日中戦争下の1941年を舞台に、壊滅の危機にある重慶を守るため、米軍のジャック・ジョンソン大佐（ブルース・ウィリス）が中国人の空戦部隊を指揮する姿を描いています。

　重慶の最後の砦を巡る激しい空中戦は息を呑むほどの迫力があり、特にゼロ戦との戦いは圧巻です。また、映画のもう一つのストーリーである中国軍諜報部のガンタウ（リウ・イエ）の活躍も見どころの一つ。彼の持つ重要機密が戦局をどのように変えるのか、物語の展開に目が離せません。

　監督シャオ・フェンは、戦争を題材にしながらも人間ドラマに焦点を当て、登場人物たちの成長や葛藤を丁寧に描いています。出演者たちの熱演もあり、感情移入しやすい作品となっています。

　戦火の中で命をかけた空戦部隊の物語『エア・ストライク』、興味を持たれた方はぜひご覧ください。

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