おしゃべり掲示板!みんなの話題共有サイト

ズーム -1元のサイズ+1

ヒントみんなの疑問、質問、相談、体験談、意見、情報が誰かの役に立っています。

先頭から

「修羅の門」で作者が言いたかった事とは?

メール転送可
記事 604 by
こんにちは。旅人といいます。

私が好きな漫画のひとつに「修羅の門」というものがあります。
平たくいえばただの格闘漫画なんですが、そこに盛り込まれている作者の非常に強いメッセージ性が一番の魅力です。
この漫画、10年ほどの連載で終わるんですが、興味深いのは連載終了に至った経緯なんです。

作中、一番最後に挑んだ相手も自分も満身創痍の状態ながら、かろうじて主人公が相手をマットに沈めます。それでも相手は立ち上がります。フラフラでもう攻撃なんてできない体で、最後の最後まで食い下がります。自分の住む、スラム化した村の貧しい子供たちのために。
主人公はそれに応え、ケガだらけの体で全力で攻撃を打ち込みます。結果、相手は命を落とすことになります。

この描写に読者の批判が多く寄せられます。「なぜ相手を殺める必要があったのか」「殺人者が一番強いなどと言わないでほしい」と。
でも大事なのは、作者が主張したかったのはそこではなく、折れた剣をなおも振りかざし、戦うことをやめない相手。それに手加減をすることなく、ましてや同情なんてすることなく、折れた剣で全力で応じる主人公。そこだと思うんです。
長年描き続けてきた作品の中で、自分の言いたかったことが伝わっていなかったことは、結果的に作者のモチベーションを失わせることになります。

…私が作者らしいなと思う描写がもうひとつ、終盤にあります。主人公は優勝賞金を携えてその村を訪れます。差し出した賞金をかすめとろうとしたその村の子供に主人公は「全力で」蹴りを食らわせます。主人公は言います。
「このカネはあいつが命を捨ててまで得ようとしたカネだ。このカネを持つ資格があるのは、オレから戦ってとれる奴だけだ」

怖いと思う気持ちに逃げずに立ち上がり、戦う意思を子供が見せた刹那、主人公が村を去ります。
「前に言ったろう…。戦うってことは怖いってことだ。そしてそこから逃げない…ってことだってな」

読み返すと今でも涙が出てくる描写。お気に入りです。

みなさんは何を感じ、どんな感想を持ったでしょうか?
To:旅人

返信コメントを書き込む


コピー保険に加入(本文コピー)  写真を貼り付ける 埋め込む
カメラ 写真(画像)貼付の設定

笑 [返信内容の確認]をするときに、あなたが撮影した写真や画像を指定します。投稿すると安全処理されてから投稿欄に表示されます。

設定を閉じる

YouTube公式チャンネル 動画貼付の設定
URL:

笑 YouTube の動画枠直下にある[共有]を押すと出るURLか、再生ページのURLを以下のように入力します。
https://youtu.be/*****

貼り付けてよい動画?

笑 企業等の公式チャンネルの動画や個人が撮影して公開中の動画を掲示板等に貼り付けて共有リンクするのは著作権上合法だそうです。

貼り付け方は?

設定を閉じる

2016年5月8日(日) 13時1分 1件目のコメント