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2601詩音さん、こんにちは。
私も、チューバ吹きでしたので、私の経験をもとに記載しますね。
チューバは「縁の下の力持ちの役割」だけではありません。
(確かに、メロディーを吹くことは少ないですけど...)
チューバの楽譜も少ないことも事実ですが、私はチェロの楽譜でよく練習し
ていました。特にバッハの無伴奏チェロソナタを3年間...毎日毎日。
ユーフォニュウムより力強く、より表情豊かに聞こえると思っています。
(かなり難しいですけど...地道に努力です)
詩音さんにも吹いてみたい楽曲が何かあるはずです、探してみてください。
その曲を吹きこなす事を目標に練習に励んでみてください。
(日頃の、単調な練習も多少楽しくなるかも知れませんよ)
さて、詩音さんは吹奏楽の経験はまだわずかだと思いますが、ここで焦って
はいけません、チューバで音程を正確に出す、保つ事は難しいのです。
音の出だしも、息の吹き込みからわずかに遅くなります(他の楽器と比べて
もですが、低音になればなるほど)ので、周りの音と今自分が出ている音を
よく聞きながら、息の吹き込みのタイミングを知っておく必要があります。
『ロングトーンやタンギングが長く続かず』ですが、
詩音さん...肩の力を抜いて...
音を出すことに集中しすぎて唇や上半身に力が入りすぎています。固く緊張
している唇を振動させるには多くの息を吹き込まなくてはいけません。です
から、ロングトーンが長く続かないのです。また、タンギングも力が入って
いるため音程を持続するには、さらに力を入れてコントロールしようとして
いませんか?
今の段階では重要なことは、長いロングトーンではなく、正確な音程のロン
グトーンです。早いタンギングではなく、ゆっくりでも正確なタンギングです。
『一発で音が出ません(特に低音)』ですが、
これは何度も何度も繰り返し練習するしかありません。ただ練習するのでは
なく、メトロノームとチューナーを使い音程とタイミングを合わせながら何
度も繰り返し「ボォン」と音を出してみてください。そして、このときの唇
の振動を感じてください。音程によって微妙に振動が違うはずです。
何度も言いますが、「感じる」ことが大事です。
『主旋がどこに行っているのか見失ってしまい』
楽譜の読み方は勉強すれば徐々に覚えるとして....
詩音さんは、何度もその曲を聴いていますか?自分の楽譜と照らし合わせな
がら? 曲全体が頭にはいっていれば自分の出だしも見えてきます。する
と、8小節前に○○パートのこんな旋律が...と見えてきます。
最後にチューバは楽しい。
アメリカンフットボールのハーフタイムショーに登場する「マーチングバン
ド」。ニューオリンズの「デキシーランド・ジャズ」など、楽しくもエキサ
イティングなチューバのリズムと旋律を耳にすることが出来ます。
そして、『正確なリズム』『正確な音程』で、バンドの底辺から支えている
ことのプライドをもって、素晴らしい演奏者になってください。