恥ずかしながらトリプルユーザーです。
まずトリプルホルンとはどの様な物かというと、F管B管のダブルホルンにハイF(まれにハイEs)管をプラスしたタイプとなります。
尚、ここでは音をドイツ語読みにします。つまりB(ベー)はB(ビー)フラットのこと、Es(エス)はE(イー)フラットのことです。
F-Bの切り替えバルブに行く前にハイF管に切り替わるバルブが配置されています。
ダブルでは親指でF-Bを切り替えますが、トリプルでは親指キーが一つ増えます。
通常は、裏側にF-B切り替えキーがあり、表側にハイF管切り替えのキーがあります。
つまり通常はF-Bキーに親指を置いておいて、イザという時に親指を伸ばしてハイFに切り替えるという訳です。その時F-B切り替えキーも親指の根元近くで一緒に押されがちですが、そのバルブに行く前にハイF管に回ってますので問題はありません。
ネロ楽器とか下倉楽器とかクロサワ楽器のサイトで中古のトリプルの出品があれば色々な角度から撮った写真が載りますので参考になります。
ところで、ダブルホルンのF-B切り替えはどちらにしてますでしょうか。
押しF(親指を押すとF管になり、離すとB管になる)であれば、開放でB管、それぞれのキーを押してF管かハイF管となります。逆の押しBより合理的だと思ってます(個人的意見デス)。
さて、それではハイF管をどんな時に使うかというと、ハイC(実音)より上が一般的だと思います。プロオケの奏者でトリプルを使っている人が何人かいます。テレビ放送でよく見かけるのが、NHK交響楽団の今井仁志さん(シュミット)や元東京フィルの森博文さん(ヤマハ)、関西フィルの松田信洋さん(シュミット)あたりです。
ソロなどで映された時、どんな指使いをするか観察するのも勉強?になります。楽器や人によってそれぞれなので全てが正解ではありませんが、スコアと見比べると参考にはなるでしょう。
いつの間にやら長文になってしまいました。ごめんなさい。参考になれば幸いです。