バリトンサックスの べー ドゥワ は
ソ ラ シ ド レ ミ ファ♯ ソ になります。
バリサクの音域では、
更に上に向かって、
(ソ) ラ シ ド レ ミ ファ♯
下に向かっては、
(ソ) ファ♯ ミ レ ド シ ラ
と出せます。
サックスは、移調楽器です。
楽譜の「ド」の音を出すと
バリサク、アルトサックスは、「実音」エス、
テナーサックスは、「実音」べー が出ます。
(実音は、ドイツ語読みにして区別する事が多いです。)
移調楽器は、楽譜が楽器の調に合わせて書かれています。
これは、バリサクやアルトからテナーサックスに楽器を持ち替える時、同じ指使いで楽譜を読めるので便利です。
一方、移調楽器が集まるバンドで、それぞれの楽器で、楽譜のドを出すと違う音程が出てしまいます。
楽器が違っても同じ音程の音を出したい時、
楽譜の音と区別するため「実音」の読み方をよく使います。
「実音」とは、ピアノの鍵盤の出す音と思って下さい。
「実音」エス は、ピアノの鍵盤(黒鍵)の ミ♭
「実音」べー は、ピアノの鍵盤(黒鍵)の シ♭
になります。
べー ドゥワ は、ピアノの鍵盤で言うと、
シ♭ から始まる「ドレミファソラシドの音階」
を出したい時に使われます。
いろんな音の呼び方があってややこしいですが、
表したい「音」の意味がそれぞれ違うので、呼び方を変えて使われています。
ゆっくり慣れて下さいね。