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773 いちごさん へ
参考になれば良いのですが、私の場合のことを書きます。
私は以前は高い音を出そうとする時、意識してやっていたわけではないんで
すが高い音域ということで、どうしても息に力が入ったりアンブシャを閉め
すぎたり(リードを圧迫したり)しがちになっていました。苦しそうな細い
音しか出ませんでしたし、長く吹いているとそれこそ苦しかったんです。
市民楽団の大先輩方に練習を見てもらう事が時々あって、
その時に教わったのは、高音域を吹く時(だけではないんですが)は、
1.アンブシャを閉めすぎない。
2.息を強く押しすぎない。
3.声を出して歌う時に高い音域を出すように吹く。
というものでした。
もう少し具体的に言うと
1.は、マウスピースをくわえた口の両脇は緩めずにリードをかかる力を抜
く。口の形を「イ」から「エ」にする感じ。
2.は、中音域と同じような感じで吹く。
3.は、歌っている時のノドのポジション(状態・動き)や口の中の舌位置
(動き)を意識して、同じような感じで吹く。
といったものでした。
SAXはリードが振動して音を出している楽器だから、リードが充分振動でき
るようにリードを圧迫しすぎない。
また、SAXは楽器としての歴史が浅く、まだ完成され切っていないので音の
コントロールにはノドのポジションが大事。
とも教わりました。
これらの事に気をつけて吹くようになってから、以前よりずっと楽に高音域
が出るようになりました。
音色はまだまだ大先輩方には及びませんが・・・。