昔(20年程前)に比べて最近、ピーマンが甘くなった気がしませんか?
繊維に沿って縦に切ろうが横に切ろうが生で食べようが何をしようが
ぜんぜん苦くないんです。少なくとも市場で大量に売られているピーマン
からは苦味がなくなったような気がします。
ピーマンというのは、そもそも苦かったはずですよね。
昔食べていたスパゲティの定番とも言われるナポリタンに入っている
ピーマンは苦かったような気がします。しかし、最近のナポリタンに
入っているピーマンは苦くありません。ピーマンの味がするどころか
単なる彩りの役目にしかなっていないような気がします。
苦味を主張しないピーマンなんてピーマンらしくありません。
ナポリタンは、ピーマンの苦味がアクセントになっているからおいしい
のであって、ピーマンがもともと持っているはずの特徴が活かしきれて
いないような気がします。
もしかすると、苦いからピーマンが嫌いという消費者の声・要望に影響
を受けて品種改良が重ねられ、苦くないピーマンが市場に出回り、それ
が定番となってしまったのでしょうか?
もしそうならとても残念に思います。実際のところどうなのでしょうか?
これだけ苦味がなくなったということは、苦味成分が減ったということ
ですよね。ピーマンはビタミンCを多く含む食材として有名ですが、
それら栄養成分にも大きな変化があるような気がします。
例えば『日本食品標準成分表』(文部科学省)のデータから、
1950年代の栄養成分を100%とし、2000年代の栄養成分を比べた場合、各種
野菜のビタミンCの含有量が以下のように減少していることがわかります。
ニンジン 約40%に減少 半分以下に
トマト 約75%に減少
ホウレンソウ 約35%に減少 3分の1に
大根 約60%に減少
もやし 約30%に減少 3分の1以下に
ピーマンはわかりませんでしたが、多くの野菜において栄養価が急激に
減少し品質が低下しています。ビタミンCの減少だけではありません。
これだけ栄養価が減ったのは、大量生産による土壌の劣化などが原因で
しょうか?何が原因でしょうか?農業関係者やその筋に詳しい方、ご存知
ないですか?
そういえば昔のトマトはもっと青臭く酸っぱい味がしていましたよね…。
とにかく、多くの野菜で昔に比べて栄養価が大幅に減少しているという
現象が起こっているのは間違いないようです。当然味も変わりました。
ほとんどの日本の消費者は見た目がキレイ・汚いばかりを追求し、栄養価の
減少には気づいていません。
実際日本では、傷一つない汚れていない野菜でないと売れませんから・・・
市場原理のなれの果てというやつなのかもしれません。
ピーマンが苦くなくなったのは、
・品種改良によるものなのでしょうか?
・栄養価が大きく変化したことが原因なのでしょうか?
今ではどこのお店でピーマンを買っても甘いので、個人的には昔ながら
の苦いピーマンが食べたいです。あなたはどう思いますか?
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