斉藤里佳さん
まずはロングトーンの意味から説明しましょう。
正しい姿勢でふけるようになる、ピッチのズレを知る、ブレスコントロール
を身につける、ブレスのとり方を覚える、音色をつくる、人と音色やピッチ
をあわせる、アンブッシュワを安定させる、音の形(アタック、コア、リリ
ース)をつくる・・・・
など、もっといっぱい意味があります。
練習方法(私の学校でやっていたこと)
テンポ40〜60 7拍半、半拍ブレス
チューニングB♭のひとつオクターブ下の音を基準にして。
そこから最低音まで吹く。基準に戻ってチューニングB♭まであがる。チュ
ーニングB♭から最高音まで吹く。
をやっていました。ブレスは奏者の能力に応じて、半拍ブレスではいっぱい
吸えないのであれば、1拍、2拍と増やしてください。
気をつけること
練習には必ず意味があります。全く何も考えずに吹くと意味のない練習に
なってしまいます。だから、上記の意味の説明を何かひとつを考えながら気
をつけて吹いたり、何か目標をたててロングトーンをしてください。
一番しやすい間違いが、吹きながらチューナーを見て低いから、高いから
という理由で楽器の傾きを変えることです。おかしいピッチがあればメモを
とるなどして、次回から少し低めに吹く、高めに吹くと頭で意識して吹いて
ください。でないと、ピッチはよくならないし、吹いてすぐ楽器の傾きを変
える癖がついたり、アンブシュワが安定しなかったりします。
複数の人数で吹く場合はパートのTOPの人に耳であわしてください。
文が長いですが参考にどうぞ。