スランプの時の心理って、心の中はそんなに楽しくないですよね?
出来ていないという状態と常に向き合うことになるし、
スランプから抜け出したくって、一生懸命楽器と向き合ったりする。
だけど、なんだか上手くいかないなぁ、の繰り返しになるかと思います。
私の場合ですが、スランプだった時は大抵は変にやり過ぎてる時でした。
勝手に自分にプレッシャーをかけているだけの時もありますし、
実力以上の事を描いて焦っている時もありました。
そんな時は普段出来ていたはずの難しくもない箇所ですらも、
出来なくなってしまいます。
難しい箇所などを出来るようにするために、
確認をするような反復練習(何回も何回も)をやみくもにするのではなく、”賢くなる”ことはとても大事だと思います。
何が出来ていないのか、注意深く自分で観察し、
合理的に練習することが、上達の近道だと思います。
真面目な方は一日に6時間とか、悩みながら練習しがちですが
(長時間やった分だけ何故か安心してしまうけれど、
安心しているだけで、出来てない場合も多々ある)
実際は2時間程で、要点を抑えた効果的な練習をすることの方が
100倍大事かと思います。
残りの時間でもっと、フルート以外にも面白いこともあるでしょうし、
様々な事に挑戦した方が世界も広がり、結果的には
演奏の幅も表現力も広がると思います。
何故なら素晴らしい演奏というのは、最終的には様々な要素の
総合力から来ていると思うからです。
具体的には
どんな風に練習したのか、
一体自分は何を練習しているのか、
練習することが(それ自体が)目的と結果になって満足していないだろうか?音を出す前に考えることは意外とたくさんあると思います。
パリに旅行に行きたいのに、行き方がわからず、
パリに行きたい行きたい!って言ってるだけというのと変わりません

はっきりやるべき練習内容が見えた状態で、問題解決するために
どんな練習方法があるのかも、知らないと
練習を始めることすらできませんよね?笑
スランプの時は自分の練習の方法、仕方
などを考え直すいいきっかけになると思います。
まずは楽器を横に置いてみる。
散歩にでも出かけてみる。
楽器を始めた時の気持ちを思い出してみる、気分転換に運動してみる、
頭がまっさらな状態の時に、大好きな曲を吹いてみる。
誰かに評価される為ではなく、自分の
情熱や喜びの為に音楽をやっていることを
思い出してみるのもいいかもしれません。
音楽は楽しむことが本当に一番大切なことではないでしょうか?
スランプも練習も、すべて楽しんでみることが、
最終的にはスランプが起きない結果となると思います。
楽しんだもの勝ちです!
美しい音楽と共に歩める人生は素敵です。
同じく音楽を愛する者として、メッセージさせて頂きました。笑
お互い頑張りましょう!