>>
763こんにちは。
>先生によく「音が暗い」と言われてしまいます。
>自分では明るくしようと思っているのですが、
>なかなか上手くいきません。
まず、そのシンバルが「明るい音」を出すのに向いているか?
と言う問題があります。
「青空と太陽」は明るくさわやかな感じのするマーチです。
20インチもあり、厚みがあるシンバルだとそんな表現には
向きません。せいぜい16〜18インチ程度の薄目のシンバルが
この曲には向いているでしょう。
>そして、小さな音を出す時に10回に3回は空気が入ってしまい、
>「パス」と言う音が鳴ってしまう時があります。
原因はハッキリしています。それはみぃーさんがシンバル
「打ち合わせる」オンリーの奏法だからです。
「合わせる」動作は、シンバル同士が当たる直前で止めて
「引き離す」意識の方を強く持ってください。
もう一つ、右手一本で打ち合わせると力が入りがちで
パスりの原因です。
左手で「お迎え」するように、左手も意識して動かして
ください。特にmp以下の小さな音量では、左手の動きが
伴わないと、怖々とビビった音しか出せなくなります。
>先輩に、「服に当たっているんじゃないの?」と聞かれて、
>今、必死で直しています。
服に当たって音がパスるなんて、そんな話は聞いたこと
ありません。
>ですが、やはり10回に3回ほど空気が入ってしまい、
>先輩や先生に毎日のように注意されてしまいます。
パスりを防止し、よいサウンドを得るコツがあります。
変な話をしますが、よく読んでください。
10円玉を立てて、指ではじくとクルクル・・・と回り続けます。
しばらくすると回転が遅くなって、だんだん水平になり、やがて
止まります。
これをお鍋のフタでやるとどうでしょうか?
さらにこれを1枚のシンバルでやると・・・?
この「止まる寸前」の10円玉の動きを合わせシンバルで
やるわけです。要するに「回し当て」です。
この動きを合わせシンバルでやる場合、回し当てるのは
シンバルの半周ぐらいでいいでしょう。
ここでは「半周」と書きましたが、この当てる長さ(当たって
いる時間)を調整する事で、明るい音、シンフォニックな音、
柔らかい音、固い音、立ち上がりの早い音・・・などの表現が
可能になります。
この奏法だとパスっと「空気をはさむ」事自体が難しくなり
パスりは起こり得ません。
またシンバルのエッジ(端の方)が目に見えるように振動
します。目に見える振動というのは低音がしっかり出ている
状態(バスドラやティンパニを見てください)で、いわゆる
「鳴ってる」状態です。
>一体どうしたらプロの方のようなキレイな音が出せるのでしょうか?
上手な人は過去に人から習っています。そして他人の奏法を観察し
研究を重ねて自分の奏法を作り上げています。