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247 梨亜さん、初めまして。
イメージを絵に置き換えることは、音楽では凄く大切な練習になります。音
色って、音の色って書きますよね。色にはキレイ、キタナイってないから、
いい音を求めるっていうのは難しいんです。具体的にどんな音を出したいか
考えるよりも、どんな色で曲っていう絵を描くか考える方が楽しいですよ。
バラードだったら薄いピンクとか、楽しい曲だったら黄色とか。曲の変わり
目で急に色が変わるとか。
・・・すみません。具体的な練習方法ですが、
左右同じ構えで、均等に、目で見てマレットが同じ曲線を描くようにショッ
トする練習をしてみて下さい。この時、きちんとマレット先端が円を描くこ
とが大事です。ストロークを絵として覚えるんです。この練習は、イメージ
を司る右脳を刺激するので、覚えが早いです。元々右と左を同じに動かすと
いうのは、凄く難しいんです。これはスネアとかの練習にもなります。毎回
同じショットができることが理想です。
あと、握りこんで、マレットを押し付けるようにすると、音が硬くなりやす
いです。できるだけ優しく持って、柔らかい動作で演奏すると、いい感じに
なります。
サスペンドシンバルは、クレッシェンドとかが多いと思います。
ストロークの幅をあまり変えないで、優しく「おじぎ」をするイメージで体
を動かすと、広がるような、柔らかいクレッシェンドが自然にできます。
実は、音楽では「自然に」っていうのが大事なんですよ。人間は意識する
と、その部分に力が入ってしまうものなんです。
「柔らかい動作」というのが、繊細な楽器のキーワードのような気がしま
す。頑張って下さい。