>>1016
＞十六分２つの装飾音符と四分音符で「タカターン」

この装飾音がそのままの形で叩けないなら、楽譜を簡単にしてから
取り組んでみてください。

ちょっと音を書き換えてみます。「タカたーん」でいきましょう。
手順はどうなりますか？普通は「RLＲ」ですね。

(1)　装飾音と本音符の音量差
右手だけ取り出してみます。「RＲ」です。「タたーん」の部分ですね。
この２つの音がしっかりｐとｆで、すなわち装飾音と本音符の
音量で叩き分けできますか？
テンポは遅くでいいです。まず音量差がしっかりつけれるように
さらってみてください。

「RＲ」は、ここだけ見ると「２つ打ち」ですね。この「RＲ」が
しっかり叩けないと、２つ打ちをしたとき２打目が弱くなります。
練習台での基礎練習が、こんな所でも活かされるわけです。

(2)　インテンポで手が動くか
「タカたーん」をインテンポで手が動く、楽な音量で打ってみて下さい。
そのまま少しづつ、３つの音とも音量を下げていきます。すべて
装飾音符と思ってください。
どんどん音量を落として、最終的に装飾音の音量まで落としても
インテンポで演奏できるでしょうか？
音量が落ちない時は、「タカ」の間隔をひろげてみます。

これまで書いた、
音量を落とす
「タカ」の間隔をひろげる
３つとも同じ音量でプレイする
「RＲ」と右手だけ取り出す
こういったのが「楽譜を簡単にする」という事です。

装飾音２つ＋４分音符がという形が叩けないのに、そのままの音形で
練習しても、絶対できるようにはなりませんよ。

「できる形で練習して、少しづつ本来の形に近づける」。練習のやり方を
工夫してください。

＞そうすると装飾音符は小さすぎてモワモワしてしまいます。

装飾音をクリアに出そうと思うなら、ある程度固いマレットでないと
ダメです。マレットの固さを検討してみてください。

＞練習しすぎて指の第二関節あたりに水ぶくれができました。

初心者のうちはある程度仕方ないでしょう。
しかし、水ぶくれができる間は、合理的なグリップや奏法になって
いないと思ってください。
マレット「点」で支えると水ぶくれができやすいです。もっと
手の平全体でホールドするような「面」のグリップを考えてプレイ
してください。

プロの奏者はどんなハードな練習をしてもけっして水ぶくれなど
作りません。合理的で力の抜けた奏法になっているわけです（いちいち
作っていては、演奏に支障が出ます）