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89 ゆずるさんがメチャクチャ驚いて声を出すとき、
自然に腹式呼吸をしています。
ゆずるさんがこの上ない深いため息をつくときにも
自然に腹式呼吸をしています。
四つん這いになって声を出すと腹式呼吸になるなんて言われていますね。
ところで、鼻だけで息を吸ったり吐いたりするのと、
口だけで息を吸ったり吐いたりするのでは、
どちらが腹式呼吸になる感じがしますか?
走った後など息があがっているとき、口だけで呼吸してしまいますよね?
これは胸式呼吸になります。肩もあがってしまいます。
胸式呼吸は呼吸が浅いので、
結局息が続かない呼吸法ということになります。
ブレスについてですが、一番好ましいのは
一瞬でたくさんの息を吸えることです。
それができれば必然的に息が続くようになり、ブレスの回数が減ります。
ビブラートについてですが、上手なビブラートが出せる人は
ビブラートの波が大きいです。波が小刻みな、
いわゆるちりめんビブラートというのはみせかけのうまさになるので、
あまり参考にしないほうが良いです。
ビブラートにしようとしなくても、歌が上手になれば
自然なビブラートが勝手に身につくようになります。
ただし、ビブラートが全くない人でも歌が上手な人はたくさんいます。
…とここまでの説明は少々固かったでしょうか?
では一番簡単な表現で説明しますね。
電車の中で子供同士がしゃべっている声は
とても大きくてよく通る声ですよね?
これ、実は無意識のうちに腹式呼吸しているからなんです。
子供は加減して声を出していない(出せない)からです。
そう、つまり腹式呼吸の一番の妨げになっているのは、
「うまく歌おうという意識」です。
とにかくありったけの声を出すことを考えてみてはいかがでしょうか?