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256姫儀さんお久しぶりですね。ペンギンです。
低い音程は高い音程よりも大変だって知ってますか?
人間の声帯という膜が長ければ長い程、
低い音が出しやすい声になるのですが、もともと声帯の短い人は頑張っても
出せない音が出てきてしまいます。それが声域です。
コントラバスとヴァイオリンは、まず見た目からして大きさが全然違います
よね?人間も身長に違いがありますし、身体の大きさもそれぞれです。
絶対とは言いませんが、大柄な背の高い人は、低い声が出やすい・・・と考え
てもらえたらと思います。
逆に小柄で身長もあまりない人は大柄な人に比べ高い音が出しやすく、音色
も軽い声になることが多いんです。要は他の楽器と同じ理屈です。
さて、本題ですが。
低い音程を出す時に注意して欲しいのは、無理に鳴らそうとしないこと。
低音は、顔全体を上向きにして構いません。
少し地声も混ぜますが「のど」という意識は持たないように、低い音程でも
下半身の意識と肩などに力を入れないことが重要です。
それから言葉の子音で声を飛ばすという技術もあります。
歌は音程だけじゃなく、発音もすごく大切な要素なので
音程は出ないけど、その分発音を強くすることで、お客さんにメッセージを
伝えやすく出来ることも覚えておきましょう。
低い音は焦れば焦るほど出なくなりがちです。
しっかりとブレスを取って、ゆっくりと吐き出します。
声色を作ろうとせず、常にみんなとハーモニーを合わせようって気持ちで歌
って下さいね。
ちなみに私も低音が本当に苦手で、
頑張っても下のシ♭が出せるか出せないかです。
姫儀さんが低声を持っているのは魅力的ですが、
そこにこだわり過ぎるよりは、自分の一番良いポジションで。
一番良い声をお客さんに聴かせる事が何よりだと思いますよ。
中盤の歌いやすい所を煮詰めて行く方が、今後の上達に繋がると思います。