成人さんへたばこの製造過程について概略をご説明します。
�@畑のたばこの葉を刈り取り、天日または温風乾燥（国内は殆ど）
�A各地域の葉は、品種、葉の部分毎に鑑定され等級区分され、各々
　国内の原料工場へ回送されます。
�B原料工場では、品種・等級毎に「葉」の葉脈と葉の部分に機械で
　分ける。この過程において水分と温度を与えて分離させやすくし、
　部分の分けられた「葉」と「葉脈」は再度乾燥する。
　　乾燥後、樽詰め（３００〜５００�`）に圧縮され、２〜５年程度
　倉庫にて熟成させます。
�Cたばこ工場では、樽から解放された葉っぱを、水分・温度・香料を
　与えて、柔らかくし、幅０．７ミリ程度に裁断され、適度な水分に
　乾燥させ、銘柄ごとの香り付けがされます。
�D刻まれたたばこの原料は、製造マシンにより、紙巻きに包まれ、
　カット、フィルターをつけ、巻きつけられ、一本のたばことして
　出来ます。１分あたり２５００本〜１万本程度の製造マシンが、
　使用されているようです。
�Eばらたばこを２０本毎にパッケージし、フィルムに包み、カートン
　包装、ダンボール詰めされ、各地の流通基地から、たばこ配送会社
　を通じて小売店などへ提供されます。
　ここ１０年くらいは、たばこのパッケージはさらに自動化され、
　ばらたばこを連続にパッケージまでする高速マシンにより、省力化
　が一段と進んでいるようです。
�F補足
　ア）製法により銘柄が違うのか？
　　　→原料の配合が異なっており、それぞれの銘柄の求めるイメージ
　　　　にあう配合基準により、葉の加工（水分・香料など）が異なり
　　　　専門に味付けチェックをする鑑定をしながら、一定の味になる
　　　　よう製造管理を実施されています。
　　　　−−ビールや他の食料品と同じように最終チェックは人間の
　　　　　　鑑定によりばらつきのないよう常にフィードバックしな
　　　　　　がら、品質の保持に努めることは、同じと思います。
　イ）なお、さらに詳しく知りたい場合は、全国各地に約２０程の
　　　たばこ製造工場がありますので、最寄のたばこ工場へ見学を
　　　申しこんでみるか、お客様相談室にたのんで紹介してもらうか、
　　　都道府県所在地のたばこ支店に紹介してもらう方法もあります

　　　ただし、どこも見学受入が可能かどうかはわかりませんので、
　　　あしからずご了承ください。
　ハ）ちなみに、東京渋谷に「たばこと塩の博物館」があります。
　　　インターネットで、お探しいただけたらと思います。
　　　入場料金が２００円程度と安く、たばこと塩に関する資料など
　　　が、歴史を含めてまた、イベント的な資料もあり、興味のある
　　　方はどうぞ。渋谷駅から、１０分程度の距離だったと思います

　以上、わたしが知り得た内容について、さらに質問があろうかと
　思いますが、文面の都合上、また説明方法の不備のため、これで
　概略がご理解していただけたら幸いです。