2017年4月7日、米国 トランプ大統領は、化学兵器を使用したとして中東 シリアのアサド政権への軍事攻撃を命じ、巡行ミサイル トマホーク59発を発射させました。とうとう大きな戦争を誘発する引き金を引いた感がしてなりません。まだトランプ大統領が当選する大分前に、ぶんぶんが感じていた胸騒ぎが現実のものになろうとしているような気がしてなりません。
2016年5月、クリントン氏とトランプ氏が大統領選を闘っている最中、ぶんぶんさんがこんなことを書いています。
『過去に同じ胸騒ぎがしていたのを思い出しました。G.W.ブッシュ氏がアメリカ大統領選の候補に指名されたときです。「なんかこの人が大統領になったら戦争始めそうな気がするなあ・・・」なんて思って当選しないよう願っていたのですが、当選してしまい、のちにイラク戦争(2003年)を始めてしまいました。(〜省略〜)そのときと全く同じ胸騒ぎがします。なんかトランプ氏がアメリカ大統領になりそうな気がする・・・。(〜省略〜)近い将来、既に大量破壊兵器を保持していると宣言している北朝鮮で、戦争が始まらなければよいのですが・・・。』
(2016年5月6日配信 はじめーる Vol.1542より引用)
今回は、化学兵器を使用したという推測でシリアへ空爆しましたが。G.W.ブッシュ氏が大統領のときは、イラク(サダム・フセイン政権)が大量破壊兵器を所持しているという推測で英国と共に先制攻撃として空爆を行いました。結局、大量破壊兵器はみつかっていません。あのときと少し似ています。人類は愚かな歴史を繰り返すのでしょうか。
このシリアへの軍事攻撃で、アサド政権を支援しているロシアとの関係が悪化し、オバマ前大統領が推進していた核軍縮への道は、ますます遠のいてしまいました。またこの攻撃は、核実験を進める北朝鮮への間接的な威嚇ともとれるため、却って北朝鮮が反発行動を起こしても何らおかしくはありません。まさかとは思いたいですが、トランプ大統領は、きっかけさえあれば本当に北朝鮮に先制攻撃をしかけてもなんの不思議もないサイコパシーな人格の持ち主であることがハッキリしました。
いくら自国から遠くとも、世界中どこであっても戦争を起こしてはならないのは過去の歴史から明らかです。中東の紛争は対岸の火事だと思っている人もいるかもしれませんが、北朝鮮となるとお隣の火事です。報道からの推測ですが、北朝鮮の最高指導者は身内の処刑ばかりでなく実兄の暗殺まで命じることができる人格の持ち主のようです。もし北朝鮮で戦争がはじまると、米国を支持するであろう隣国日本にも実弾という形で飛び火する可能性があり、そうなると日本にも甚大な被害が予想されます。日本でも万単位の命が奪われることになるかもしれません。
シリアが化学兵器を使ったと推測、トランプ大統領の言うレッドラインを超えたと判断し空爆を実行、これによってトランプ大統領がレッドラインを超えたと判断すれば、空爆を実行するという実績を作りました。推測であろうと化学兵器を使ったという報告を受ければ、悪い意味で迅速に行動してしまうようです。
つまり北朝鮮が大量破壊兵器を使ったら(実験を含む)、そういう報告を受ければ、それが空爆の引き金となる可能性があるということです。北朝鮮に空爆をしてしまったら、報復攻撃として北朝鮮が実際に大量破壊兵器使用に踏み切る可能性が高いです。北朝鮮から米国は遠いため、威嚇にしかなりません。どこに大量破壊兵器の第一発目を撃つか、国内に米軍基地があり、米国を支持するであろう近国(韓国または日本)なのかもしれません。特に米軍基地のある地域にお住いの方は注意が必要です。
現在の米国と北朝鮮のトップは、いろんな意味で危ないです。一般人の常識は通用しなさそうです。ぶんぶんさんの2016年5月の胸騒ぎが現実になったらどうしましょう。
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