まささん。39歳の既婚の男性です。
まささんの文章を読んで非常に心が痛み、何か参考になれば・・と思い
私の経験を書いてみたいと思います。
私はまささんのご主人よりもひどい旦那でした。
恋愛結婚で普通に結婚して、子供に恵まれたのを機会に安定した給料の
いい会社に転職しました。商社の営業職です。
平日は毎日飲んで、早くて12時くらいです。サウナにも良く泊まりまし
た。2日連続サウナに泊まる事もありました。
当時は個人で携帯を持つ時代でもなかったので、さすがに3日目の朝に
会社に妻から「生きてる?」と電話があったのを覚えています。
上司や先輩からは付き合いも仕事のうちなんて言われてまず断らなかった
と思います。社内では建前で退社後居酒屋などで仕事の話をしていました。
お酒の酔いにまかせてその後は遊んでるだけでした。
当時は妻も子育てで余裕がなくなり、家は掃除が出来ていなくて、ごはんも
簡単に出来るものや同じメニューばかり。
私は家にいると部屋が散らかっているのを責めるばかり・・・
男は外で仕事してれば、それで100点なんて考え方でした。
嫁は嫁で今のまささんのように子育てを手伝わない、家事に理解を示さない
私に不満を持っておりあきらかに態度に出ていました。
当然日常の会話はなくなり、子供の夜鳴きがうるさくて眠れないので寝る
部屋も別々になりました。そんな生活になり、自分自身この結婚は失敗だと
思う事もありました。
自分も会社で様様なストレスを抱え、精一杯でした。
家庭で仕事の愚痴をこぼすのは男の恥じなんて考えもありお酒に逃げてま
した。
でも、そんな状態の中で、嫁さんが言っていたのは「家事を手伝って欲しい
とか、子育てを一緒にして欲しいとかじゃなく、理解して欲しい」
って私に訴えてました。その当時それは理解しているようでも、理解して
なかったんだと思います。私としては家族を守るためにも必死になって仕事
(飲みも含め)を一生懸命になって余計に関係はボロボロになってたと思い
ます。
そんな状況の中、嫁さんが何かを悟ったように「パートナーに求めるので
はなく何をしてあげられるか・・・」なんて事を言うようになり、おろそか
になっていた家事を必死に頑張り出したのです。
その頑張りを見て少しずつですが、ごはんにしても心から有難うと言える
ようになって、家が片付いていると「良く頑張ったな」とか
いい会話が出来るようになっていって、自分も嫁さんに「何をしてあげられ
るか」と思うようになっていったように思います。
そうして、本当に少しずつですが良い関係になっていったように思います。
今となれば、子供の小さい時に一緒に遊んだ記憶もなく、子供の一番可愛か
った時にじっくりと子供を見ることもなかった事を後悔しています。
この年になって当時嫁さんを何故もっと理解してあげれなかったのかと
自分が残念でなりません。
夫婦って本当に色んなタイプがありますよね〜。何が正解ってないですよね
〜。お子さんを預けられる人がいたら、預けてご主人と外で食事して飲みな
がらゆっくりと会話してみたらどうでしょう?
お互いに絶対その日は相手を楽しませるように気を配りながらです。
ちなみに私達夫婦はその後仲良く、楽しく暮らすようにお互いに努力を
重ね、今は時には「うちらは幸せやな、家族はみんな健康で悩まないと
いけない問題はないもんな、今が一番幸せかな」などと
言い合ったりしています。心の中では熟年離婚を恐れていますが

そして、子供が生まれた知り合いなどには「子供が小さい時だけは、
せめて週末だけでも嫁さんを手伝ってあげや〜〜」とつい言ってしまう
自分になってしまいました。
まささんの元気な笑顔が早く取り戻せるように祈っています。