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「被害者側の要求と矯正」少年Aを通して

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記事 89 by
[相談]
少年の矯正・更生に関心のある方は、草薙厚子さんが書かれた「少年A矯正
2500日全記録」(文藝春秋)という最近でた本を読むことをお勧めしま
す。
少年A、つまり神戸・連続児童殺害事件を引き起こした酒鬼薔薇聖斗の更生
までの道のりについて書かれたものです。現在、彼は医療少年院を仮退院中
ですが、本を読む限り更生が成功したように思えます。この本を読めば、矯
正の全体像が分かる他、矯正教育の持つ素晴らしさというものが、本当に実
感されると思います。(不覚にも泣いてしまいました)

「少年にも厳罰を」という声が聞かれますが、ただ刑を重くすればいいとい
うのではないと思います。むしろ、この少年Aのように、更生への努力を重
ね、良心を芽生えさせ、更生が進めば進むほど、罪の十字架は重くなるかと
思います。ポジティブな意味での「厳罰化」ということです。

そして、更生された少年が、被害者・被害者家族に心から詫び、汗水して働
いて被害者家族に生涯お金を送り続ける。命日などには墓前に花を添えに行
き、毎日のように、寝る前に亡くなった被害者の方の冥福を祈る。被害者の
苦しみを胸に刻み、一生罪の十字架を背負って生きていく・・・
こういった償いこそが、真に被害者家族の心を救うのではないでしょうか?
ただ少年を死刑にするだけでは、被害者家族の心は癒されないでしょう。一
時の解放は得られたとしても、何十年後か振り返った時には、何も残らずた
だ憎しみ・悲しみがそこにあるだけです。

この少年Aについては、事件の残虐性・少年の特殊性に鑑み、国家的ともい
えるプロジェクトで取り組みにあたられました。だから、全ての少年にこの
ような矯正の整備ができるわけじゃなく、完全に更生に成功したと思われる
ケースは、とても限られた数でしかないかもしれません。
それでもサジを投げるよりかは、こうした成功例を信じ、更生の可能性にか
ける方が、少年は言うまでもなく、被害者の方々にとっても建設的なものに
なるのではないでしょうか。

と、私は思うのですがみなさんは、「被害者側の要求と矯正」について、い
かかがお考えでしょう。一般的な意見ではなく、率直な個人の考えを知りた
いのです。

ちなみに同本は、親(特にお母様)にとって、第二の少年Aを作りださない
教育の仕方のためにも参考になると思います。
To:昼青龍

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2004年6月22日(火) 19時43分 1件目のコメント
コメント 91 by 昼青龍
「私の考えは被害者の方に通用するのか?」と思い、もし、自分の家族・恋
人が少年に殺されたとしたら、と考えました。

・・・おそらく私は犯人を憎み、殺してやりたいと思うでしょう。この感情
は避けられないと思いました。

ただ、その後私はこう考えるはずです。まだ10何年しか生きてない、そん
な人間の命を奪うことは、果たして「やっていいのか?」と。被害者の命が
尊いのなら、それは加害者の命もまた尊いということなのです。命は尊いの
です。
だから私は、少年の人格を殺します。
少年を犯罪に向かわせた悪の人格を殺します。悪の人格を殺す、つまりこれ
が「矯正」なのです。きっと「矯正」とはこういうことなのだと思います。
《罪を憎んで人を憎まず》なんです。

私は少年・青年期に人格の分裂のようなものを経験しているので、こういう
悪い人格を殺すという発想は自然なんですけど、きっと芯の通った性格をお
持ちの方はなかなか理解しにくいかもしれません。しかし、少年・青年期の
心というのは恐ろしいほど変化します。そして、犯罪を犯すということは、
影響を受けやすいということも意味してると思うので、矯正の影響も受ける
可能性が高いのです。

しかし、被害者側は少年の更生に賭けるわけなのだから、その処遇状況を知
る権利は絶対的に付与されるべきです。私も被害者側になった場合は、自分
の目で、鼻で、手で本当に更生されたか確かめなくては絶対気が済みませ
ん。で、もし更生されずに出所してきた際には、実際に殺すかもしれませ
ん。正直そうなった場合は自分でも自信が持てません。これは現実的ではな
いかもしれませんが、でも出所後に何かしらの試練を与えないと矯正効果は
UPしないこともまた事実なのかと思います。それでも私は矯正の可能性を
信じているので、必ずチャンスを与えるつもりです。

「少年の可塑性」なんていうと、「大人にも更生の可能性はあるじゃない
かなぜ少年だけ待遇をするのか?」とかおっしゃる方もいますけど、もち
ろん、少年の方が可塑性は高いのは事実だと思いますが、それよりも何より
も「子供は宝」なんです。この漠然とした感覚が、少年保護の核心だと私は
思います。だからこの感覚を法律化した少年法が私はとても好きです。適用
年齢の引き下げなんかが進められてますけど、いずれの時か、少年法撤廃な
んてことが起きたら、その時は日本は終わってるでしょうね。

話が相当ずれてしまいました。「被害者側の要求と矯正」についてぜひ聞か
せてください。

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2004年6月24日(木) 9時29分違反通報親記事 2件目