ぞうさんさんへ
私は5歳と3歳の娘の母です。
上の娘はあまりひどくかんしゃくを起こす子ではなかったですが
下の娘は上の娘と比べるとかんしゃくがひどかったと思います。
今から思い返せば、ちょっとかんしゃくのあった上の娘も、物をぶちまけてひどいかんしゃくを起こしていた下の娘も
自分で言いたい事が言葉に出せない時期に一番かんしゃくがひどかったように思います。
物事がだんだん理解できるようになって、自分の思う通りに物事が運ばないと、自分でどうしていいのかわからなくて物を投げたり。
このおもちゃで遊びたかったのにお友達もそのおもちゃが欲しくて・・・お友達におもちゃを取られちゃって、どうすれば自分がそのおもちゃで遊べるのかがわからないから、不愉快な思いだけが表に出てしまってお友達を噛んでしまったり。
かんしゃくがでてきたというのは決して悪い事ではなくて、自分の頭の中で「今、自分はこうしたい」とか「こうされたら嫌だ」とか考えられるようになってきた成長の証です。
ただ、その気持ちを「どう表現していいのか」「どう行動したらいいのか」がわからないから・・・物を投げたり、叩いたり、噛んだりするんだと思います。
「かんしゃくを緩めたい」と娘さんの気持ちを理解しようとしないで押さえ込もうとするだけではなんの解決にもならないです。
まず、どうして娘さんが物を投げたのかとか考えてみてあげてください。
かんしゃくを起こす前には必ずなにか、娘さんにとって伝えたい気持ちがあるはずです。
例えばおもちゃを取られてお友達を噛んでしまったのなら「このおもちゃで遊びたかったんだ」という気持ち。
そういう時は噛んでしまった事を叱る前に「このおもちゃで遊びたかったのよね」と娘さんの気持ちを代弁してあげてください。
でも、噛む事はよくない事だという事やいけない事をしてしまった時は「ごめんね」って謝る事(これは親が一緒にしてあげればいいですが)を教えてあげてください。
「おもちゃが欲しい時は貸してって言うんだよ」と説明してあげると子供もだんだんわかってくるようになると思います。
言葉が話せるようになると、自然とかんしゃくも治まってくるものですよ。
言葉が話せない間は、親が子供の気持ちを言葉に出して代弁してあげる事も必要だと思います。
そうすることで自分の思いが言葉がだせるようになる頃に、ちゃんと自分のしたい事とかが言えるようになる土台になっていくんじゃないでしょうか。
それにこういう場面ではこう言えばいいんだという判断力もついてくると思います。
娘達は2年ほど保育所へ通っていますが、1歳児クラス・2歳児クラスはお互いにやったりやられたりしてました。
でも、3歳児クラスくらいになるとだんだん言葉も達者になってきて、お友達との喧嘩で生傷を作って帰る事はほとんどなくなりましたよ♪
多少の個人差はあるにしろ、同年代なら「お互い様」ですから。
どうしても気になるようだったら、自治体の保健士さんに相談する事も出来ると思いますし。
それに近くの保育所(園)で育児相談とか未就学児サークルとかもあるかと思います。
そこで先生に相談したり、同じ年頃の子供を持つお母さん達と育児やそれ以外の悩み事をお話したりする事も出来るのではないでしょうか。
育児で困っていた事って、後になって思い出したら「そういえばそんな事もあったなぁ・・・」って笑い話になるものが多いですよ。
「なるようになる」です