ふと銀行の円預金による普通預金の金利を調べる機会がありました。
今まであまり気にしていなかったのですが、ざっと見てみるとすごいことになっていますね。いつのまにこんな哀れことになっていたのか・・・。
イオン銀行 0.02%(イオンカードセレクト所持:0.12%)
楽天銀行 0.02%(マネーブリッジ適用:0.10%)
SBJ銀行 0.02%
オリックス銀行 0.02%
ジャパンネット銀行 0.01%(100万円以上:0.015%)
大和ネクスト銀行 0.005%
住信SBIネット銀行 0.001%(SBIハイブリット預金:0.01%)
ゆうちょ銀行 0.001%
三菱東京UFJ銀行 0.001%
三井住友銀行 0.001%
みずほ銀行 0.001%
セブン銀行 0.001%
その他の日本の銀行 0.001%でほぼ横並び
※2017年5月26日現在
年利 0.001%ですと、普通預金で100万円預けて10円ですか?
これは税引き前の利率なので、ここからさらに税金が引かれるという・・・。
これをみるとイオン銀行の年利(条件付き)0.120% が、100万円預けて1200円なので各銀行の定期預金並みで一番お得のようですね。
高度経済成長期の高金利時代については経験がないのでよく知りませんが(普通預金0.5%〜3%、定期預金5〜12%の時代があったとか)、今更ながら最も金利の高いイオン銀行(条件付き)や楽天銀行(条件付き)を除けば有って無いような金利ですね。銀行さんは、こんな低金利で預かっている私たちの預金を貸し出したり機関投資家として運用したりして年数%から十数%の利益を得ているんですね。銀行都合の人件費節約で設置し銀行側が恩恵を受けているのに、未だに取られる意味が分からないATMの預金引き出し手数料を考えると普通預金はマイナス金利みたいなものです。
1968年12月6日、東京芝浦電気(現・東芝)府中工場の従業員のボーナスを輸送中の現金輸送車が狙われた三億円事件を契機に、あらゆる企業の給与支払いが銀行振込へと変わっていきました。それによって銀行には毎月自動的に莫大な預金が入ってくる仕組みになっているので、銀行さんは預金が入ってくるのが当たり前という感覚で預金者への感謝の気持ちを忘れ、あぐらをかいてしまっているのかもしれません。
このご時世あり得ませんが、1960年代の頃のように給与支払いが現金手渡しの時代に戻ったら、銀行さんも心を改めて預金金利を上げざるを得なくなるのかもしれません。
現金手渡しになると給与を受け取る本人や家族にお金への感謝の気持ちが芽生えるだけでなく、現金を手にすることで消費が増え、世の中のお金の回りもよくなり計り知れない経済効果を生み出すかもしれません。
1970年代後半、父が給料日に分厚い給料袋に入った現金を持ち帰ってきて母に渡している姿をみたとき、子どもながらに父の威厳というか凄さをひしひしと感じたものですが、もうそんな古き良き時代が来ることはないんでしょうね。
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