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150 裕紀那子さん
僕も、高専の入試では、数学に苦労したのをおぼえています。結局、英語や国語で得点を稼ぎました。
制御情報学科を、情報系の学科だけでなく制御系の単位を所得をさけることはできません。プログラムだけを勉強できるとは、考えない方がよいと思います。周辺分野の知識も結局は自分の力になるものです。制御工学の分野もふてくされずに受けるとよいと思います。
僕は、電子科を卒業して、大学のソフトウェアの学科へと進学しました。入学したころは、半導体に興味があったのですが、授業を受けるうちに興味がソフトウェアへと移って行き、もっと高度な勉強をしたいと思ったからです。
プログラミングは、自学自習の精神が重要であると思います。情報工学科を出たから、プログラムをバリバリ書けるなんていうことはありません。学校のプログラミングの授業は、全員をある一定のレベルまであげることを目標とするものです。これには、ごく初歩的な部分を学ぶというぐらいしか期待しないほうがよいです。そして、高学年の講義は、コンピュータやアルゴリズムの理論を中心に学びところが多く、高度なプログラミングの技術についてまで、フォローできている高専は少ないようです。結局、僕の場合は、実践的な面の技術は、本などを元に自分で勉強したものが力につながっていると思います。もちろん、そういう本を読破できる実力は、授業で得たものが基になっているでしょう。
受けようとしている高専が、なにに力をいれているかを、あらかじめつかめればよいのですが、これは、難しいです。シラバスを確認することで、ある程度の傾向はつかめると思います。しかし、中学生の頃の知識では、科目名と授業の内容の関係をつかむのに苦労すると思います。
高専では、情報の授業を持っている先生といろいろ話すとよいと思います。
どこどこの高専はレベルが低いなんていう議論に、惑わされる必要はありません。僕の大学には、いろんな高専から学生が集まっています。高専の違いで学生の実力が違うようには感じません。個人の実力は、出身学校よりは、努力によるものです。
入試、がんばってください。合格を心よりお祈りしております。