買い物での精算ミス、客として、店員として、あなたは経験ありませんか?
現在は、バーコードで商品価格を読み取っているお店がほとんどなので、精算ミスは起こり難くなりました。しかし、POSシステムへの価格設定と商品への値札表示は人間がやることなのでそこでミスしていれば、最終的にレジで精算ミスが起こります。
そのミスを最後にチェックするのが、レジ担当者です。しかし、1人でたくさんの人数をさばいていると疲れや慣れから最終チェックを怠ってしまうことが起こります。
価格設定と値札表示にミスがなければ、価格をバーコードで読み取っているので、レジ担当者が最終チェックを怠ってしまってもミスは起こり難いです。とはいえ、精算作業効率化のために手動でやっている作業があります。個数の入力作業です。
最も人間のミスが起こりやすいのはそこなんです。バーコード読み取り作業を継続している中、脳が単純なバーコード読み取り作業モードになっている状態のまま、スポットで入って来る個数入力作業、脳が疲れていると脳の個数入力作業モードへの切り替えが完了する前に流れで入力作業を終わらせるので、入力ミスにつながるのでしょう。
私は今年の春、スーパーのレジ精算が終わったあとにもらったレシートの合計金額をみた瞬間、いつになく違和感を覚えました。嫌な胸騒ぎがしたので立ち止まってレシートの確認をしました。これが人間の第六感というものなのでしょうか、1パックしか買っていないひき肉が「×2」と表示されていたのです。均一価格で販売されていない限り、通常グラムで価格が決まるひき肉のパックが「×2」なんておかしな話です。レジ担当者の個数入力ミスでした。
たとえうっかり入力ミスをしたとしても、精算画面を意識的に確認していれば起こらなかったミスです。
こういうこともあるんやな、これまでも精算ミスが起こっているんやろなと思い、その後はスーパーで買い物をするたびにレシートに記載された各項目に目を通すようにしていました。疑心暗鬼です。しかし精算ミスは頻繁には起こりません。全くミスの発見ができない確認作業に疲れてしまい、いつのまにやら細かく確認しなくなってしまいました。悪い意味での慣れです。
そして夏のある日、いつものようにスーパーの買い物で精算したあとレシートの合計金額に目をやった瞬間、あのときの嫌な胸騒ぎ(第六感)が襲ってきました。まさかと思い、レシートの内容を確認したら、3本買った牛乳が「×4」と表示されていたのです。今年の春、精算ミスを起こしたスーパーでした。
1人の客が年2回も精算ミスに遭遇したことを考えると、年間かなりの客数が精算ミスに遭遇しているはずです。年2回といっても私が自分でたまたま気づいたのが年2回なので、もっと起こっているのかもしれません。
スーパーでの買い物のように購入商品数が多い場合、ハチマキのように長いレシートの内容を毎回細かくチェックするのはたいへんです。人によっては毎日なので、よほど疑り深い人でない限り続けることは難しいでしょう。
冒頭で述べたように、最もミスが起こりやすいのは個数入力作業です。私が精算ミスに遭遇したのも個数入力です。全部確認するのが面倒だと思う人は、「×3」や「○点」などの複数点数表示になっている項目ぐらいなら確認できるのではないでしょうか?
人間が手作業でやる作業は必ずミスが起こります。レジ担当者は流れ作業で1人で何人もの人数分をさばいているのですから、確率として1度もミスが起こらないなんて考えらえません。疲れていれば入力ミスだけでなく画面による確認すらしていない瞬間もありそうです。全人数×全商品の個別の最終チェックを全て完璧にできるはずがないのです。
精算ミスの最終チェックをするのは本来レジ担当者でなければなりませんが、レジ担当者は疲れています。最もミスが起こるのは個数入力です。そういった現実を考えると、客の方もレシートで複数点数表示のチェックをするか、入力作業中のモニター画面で複数点数表示のチェックぐらいしてあげるのが客としてのやさしさなのかもしれません。
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