や、お肉や野菜にちなんだ流行曲が耳に入ってきます。最近、野菜コーナ
ーで流れているAKB48の『野菜シスターズ』、間違って買ってしまいそうなく
らい耳から離れません。
こんなBGMですが、有線放送やラジオなどから流れる音楽であれば
問題ありませんが、CDプレイヤーなどを使用して再生すると問題になる
場合があります。
実は、1999年の法改正で、販売促進目的にCDプレーヤーなどで音楽を
再生するには、日本音楽著作権協会を通して著作権使用料を支払うことに
なりました。支払わずに店舗のBGMとして無断再生すると違法です。お店
のテーマソングが増えたのもこのためです。違法とは知らずに著作権料を
支払わず店員判断で再生しているお店は多いと思います。
この法改正は間違っています。人が集まる場所で音楽を流せば多くの
消費者の脳に記憶され、お店の商品だけでなく、音楽そのものの販売促進
につながります。いわば店舗での音楽再生は、著作権者とお店がお互い
にWinWinの関係になる行為といえます。この法改正は、音楽業界衰退に
拍車をかけた1つの要因かもしれません。
※2011年6月7日のメールマガジン Vol.1348に掲載したコラムの転載です。
このインターネットの時代に、このように法律法律でがんじがらめにする
日本の文化をどのように思いますか?
(動画:AKB48公式チャンネルより)

https://youtu.be/pizw3Wf8MHM