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374 日本は世間体を気にしすぎ。そこが嫌なんですよね。
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350 最初の旅人さんの意見に激しく同意です。
おっしゃっていることは「ものすごく簡単でものすごく自然なこと」ですが、
実行するのは「ものすごく難しくてものすごく不自然になりがち」なことです。
ちょっとここでは視点を変えて「日本が他国と違う」という部分に焦点を当ててみます。
これは私もそう感じるし、旅人さんと同じく不満を感じているからです。
ジェンダーの問題は、そもそもキリスト教初期からずっとあった問題で、
欧米であっても男女差別はずっとあります。
日本より早くに対策を始めた国が多いだけです。
イスラム社会は日本よりひどいです。
つまり男女差別(もっと言うと差別)に関して、日本が特別に悪いとは思えないのです。
旅人さんの「日本が他国(特に欧米?)と違う」と感じたり、
のびたさんの「日本は世間体を気にしすぎる」というのは、
日本独特の「他人と同じであるべき」という意識からくるのではないでしょうか?
だから、十分な自己主張をしないのも当り前です。
そして、私はそれが大嫌い。
だから自分の考えと違う「男だから」「女だから」の押しつけに反発するのだと思います。
旅人さんも、そこに引っかかりを感じているのではないでしょうか?
でも、最近フランス人の方が書いた記事を読んで、それも文化であって、
一長一短なのかな?と思いました。
欧米は御存じの通り個人主義で、個性を大事にします。
でもその人が言うには、個性を際立たせることが求められる余り、
反社会的、暴力的なことですらその手段と成り得・・・
それがヨーロッパでの犯罪の多さにつながっているように思えるそうです。
そこまでではないにしろ、日本の犯罪が増えているのも、
日本に個人主義が浸透し始めたことが関係していると言われます。
その人から見ると、日本の伝統的文化(自己アピールのエゴより、皆で協力し合う)は
優れた利点を持っていると言います。確かにそれには同意です。
日本に来たら、自動的に外人であるという個性があって、
何も自己アピールの必要がなくて、余計なことにエネルギーがいらず楽なんだとか

良いとこ取りできればいいのですけど、社会というのは、
あっちを取ればこっちが立たず、結局は利点と欠点は表裏なのだと思います。
過ぎたるは及ばざるが如し。どこでバランスを取るかということです。
「他人と同じであるべき」というのも、「個性を際立たせる」というのも、
結局はのびたさんの言われるように「比較するという考えがおかしい」という所に
行き着くのでしょうね。
自分がどうありたいかであって、社会に不満を持ってもしょうがないのかもしれません。
でも持ってしまうんですけどね。
嫁さんは夫婦別姓を望んだのですけど、日本の法律では認められず・・・とか、
社会で生きている以上、その中のルールに影響を受けますから。
嫁さんは婚姻届を出すときに
「取り返しのつかないことをしている気がする・・・」
とつぶやき続け、受付の人に(こいつら結婚して大丈夫か?)という顔をされました (^^;)