ひとりは、この部屋にもカキコしたことのあるカリフォルニアに住む女の子。
彼女は短大で英語を専攻していたんだけど、
然程(さほど)勉強熱心であったとも思えなかった。

どちらかとゆーと私同様、
バイトやサークル活動&仲間との学生生活を謳歌するために、通学していた感もあったかも?
(*^-^*)ゞ
でもね?・・・学生時代、彼女の下宿で時折り朝まで飲んでは、将来への展望を語り合う時、
どーしても現実と妥協しがちな私と違って、彼女の言葉には夢があったっけ。
ものの考え方、行動・・・秩序を重んじる日本社会に於いては、
収まり切れないものがありそーやなぁ・・・とは感じていたんだけど。
大学卒業後、彼女はフリーターとして生活しながら、
自分の進むべき道について、あれこれと模索していたよーだった。
そして、在り来たりのOLにはならんやろーなぁ・・・との私の予感を裏切らず、
ある日、突然「アメリカにゆく」・・・との言葉を残して、音信を途絶えさせてしまった。
再会したのは、4〜5年が経過してから。
「学生時代よりも、100倍は勉強したぁ・・・(⌒▽⌒)」と笑う彼女だったけど、
留学ビザでアメリカへ渡り、所謂(いわゆる)不法就労に就きながら、
かなり苦労して勉強・・・言語・生活習慣を習得し、アメリカ生活に馴染んで行ったとのこと。
今では、在米日本人と結婚し、仕事をしながら3児の母をしてる。
もうひとりは、法学部在籍だった男の子。
彼も、やっぱり殆ど授業には参加していなかったよーで、
試験の時期になると、ノォトを求めてサークルボックスに出没していた。
しかも・・・「今、インドから帰って来たところ。」「明日はエジプトに行く。」
・・・との言葉と共に、フラフラとやって来ては去ってゆく。
何処までが本当かウソかわからない珍妙な話しを、よく聞かせてくれたっけ。

殆ど授業には出ていなかったよーなのに、篤き友情の賜物か、
悪くもない成績で卒業したらしい。
ただ・・・就職はせずに、ずっと自由気侭な生活を続けていたなぁ。
数年前・・・。
「浅草の自転車屋さんでバイトしながら、相変わらずフラフラしてるんだ。」
・・・と、最後に電話で会話したまま、今その消息はしれない。
彼のことだから、元気にやっているとは思うけど。
・・・こんな風に、ある意味信念のままに貫き通した彼らの生活を羨ましいと思う。
現役の学生諸君の中には、大勢のまま卒業・就職してゆくよりも、
そんな生き方を希望する人も、いるかもしれないね。
ただ・・・彼らにも言葉にはならない苦労や努力もあっただろーし、
事件に巻き込まれることなく過ごせたことは、極めて幸運なことだったのかも?
この狭い、けれど守られた国で生きてゆく方が容易(たやす)く、安全なのかもしれない。
敷かれたレールの上しか歩けない私は、たまぁーに再会する学生時代の仲間たちと、
彼らの話を酒の肴に、海外生活疑似体験をさせてもらっている。
MMX <『はじめ〜る♪』転記希望せずm(_ _)m