クイールさん
僕も、パソコンを作業することが多く、気になったので返信させていただきます。
始めに結論をいうと、「パソコンの電磁波が、妊娠に影響を及ぼすことはない。しかし、長時間のパソコン作業が、生理不順や流産 の原因となることがある。」ということです。
日本電子工業振興協会 VDT((Visual Display Terminal)対策専門委員会
の「VDTからの電磁波は健康に影響を及ぼすのだろうか?」 (2001年 10月) という文書 (かぎかっこ内をキーワードにして、googleなどで検索すると見つかります) には、以下のようなことが書かれています。 (転載の許可はとっていないので、あくまで概要だけを)
もともとビデオ装置からの電磁波放射は各国の基準や国際的基準により許容された限度値よりもはるかに低い値であるため、防護エプロンなどの用品を用いてさらに電磁波を低減させることができたとしても、実際的な意味はない。
そして、WHO(世界保健機構)は、眼の疲労の低減させるための画面フィルタを除き、防護エプロンなどの、電磁波防護用品の使用を推奨していない。国際労働機構(ILO)も同様に電磁波放射の低減を目的とした防護用品の使用を推奨していない。
もともと、ビデオ装置を用いた作業が、妊娠に影響をあたえる可能性があると指摘されたのは、1970年の後半のこと。しかし、ビデオ装置からの電磁波が 生殖過程にあたえる影響を見つけることはできなかった。原因は、むしろ、仕事があたえるストレスにあるのではないか。
一方、VDT症候群(テクノストレス眼症)というものがあります。ディスプレイ作業による、充血、視力低下、身体の痛みなどの症状のことです。進行すると、イライラや不快感、抑うつなどの症状が現れるそうです。生理不順や流産、という症状がでることもあるそうです。
連続作業時間がながくなるほど、多く報告されるそうです。画面に、照明や日光が映り込むと目に負担を掛けてしまうそうです。
参考となれば幸いです。