子供の頃に読んだ本の1シーンです。
恐らく戦争でみなしごになってしまった姉弟の話。
戦後の闇市の中で、饅頭を持った見知らぬおじさんが
姉弟に「饅頭やろ、来い」と声をかけます。
二人は饅頭をもらえるものと思って側に行きますが
おじさんは饅頭をくれる様子はありません。
そして、
「『饅頭やろこい(柔らかい)』と言ったんだ」と
笑うおじさん。
がっかりした弟はとうとう泣き出してしまいます。
軽い気持ちでからかったつもりのおじさんは
姉に、戦争で身寄りが無くなったと言う身の上を聞かされ
二人に暖かい饅頭を食べさせてあげた。
うる覚えで、記憶違いもあると思いますが
「まんじゅう、やろ、来い」
の切ないこの場面がずっと心から離れません。
どなたかこの話をご存知の方はいらっしゃらないでしょうか?
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