アシナガバチは種類によってスズメバチに匹敵するほど、一部にはスズメバチを超える毒性を持ったものもいるそうです。刺されるわけにはいかないので、これは文明の利器をつかって戦うしかありません。
見事勝利(殺虫剤で駆除)し、アシナガバチさんはお亡くなりになりましたが、最後まで命をありがたく使わせていただくために、生きていた証を動画に残し、まじめな観察として、200倍の顕微鏡カメラと精密ピンセットを使ってお尻の毒針摘出手術をしたつもりだったのですが、実はオスには毒針がなく、後日調べたところ摘出したのは、オスの交尾器だったのです。
交尾器を抜き取り200倍に拡大して見てみましたが、交尾器自体を直接見たことがなかったので驚きの連続でした。蜂のお尻の付近の構造など、大変勉強になりました。
[訂正とお詫び]
最初に公開した動画は、毒針摘出手術の体で説明書きなどを書いていましたが、あとで調べた結果、オスには毒も毒針もなく、オスのお腹の中にあるのは、交尾器だということが分かりました。
毒針を持ち、人間を襲うのはメスなんです。動画内では毒針だという表現になっていますがあとから修正できないのでご了承ください。
ネット上で探しても、オスの交尾器の写真が1枚も見つからなかったので、100%確証は持てないですが、オスとメスの比較をしたところ、この動画の蜂はオスですし、オスのお腹に中には交尾器があることは確実なので、ほぼ間違いないでしょう。
アシナガバチのオスは、全体の0.5〜1%しかいないそうなので、遭遇するのも、交尾器を映像に残すのも珍しく、そう考えると、この動画は大変貴重な動画なのかもしれません。

https://youtu.be/mXulN-Azkcs