ゼルダの伝説、良い意味で驚愕しました。広大な世界観の中で崖をよじ登り、滑空し、馬を操り、海や川を泳ぎ・飛び込み、いかだに乗り、自由にどこにでも行けてしまいます（箱庭型の世界なので行く方向に限界はありますが）。

滝を・・・、砂上を・・・など移動手段は他にもあります。操作感といい景色といい空気感といい気候の変動といい、それらすべてが気持ち良いのです。狩りもできるし、料理もできる、好きな時・場所・好きなアングルで自由に写真を撮影してコレクションもできる。ネタバレになるのでこれ以上詳しいことは書きません。

何もかもが一つひとつ綿密に作られており、好奇心を掻き立てられる要素が盛りだくさんで文句のつけようのない完璧に近い作品でした。
コントローラーの初期設定だけは、操作感が私のイメージと違うので、視線の動きやジャンプボタンなどコントローラーの設定を全て逆に変更して使っています。

ただこのゲーム、対象年齢が12歳以上となっています。グロいシーンがあるというよりは、神獣内や祠（ほこら）での試練をクリアするのが難しいです。ザコを除く敵がかなり強いです。準備万端にして戦略的に対戦しないとすぐ死にます。

対象年齢が12歳以上だからといって普通の13歳や14歳では難しいでしょう。高校生以上・IQ110以上・高い三次元空間認識能力・器用な手先、これらすべてが揃っていないと一人の力だけですべてをクリアするのは無理だと思います。

だからこそ１つ１つの試練をクリアできた後の達成感が半端じゃありません。

　私が今まで経験したゲームソフトの中で最高傑作だと断言できる作品でした（まだクリアしてないので今のところ)。よく知りませんが、もし世界ゲームオブザイヤーなんて賞があるならば、間違いなく「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が選ばれる気がします。つまり今年、世界で一番の神ゲーということです。

　過去にそれなりのRPGをクリアしてきた人ならば、買って損のないソフトだと思います。