慢性膵炎は「不可逆性」、すなわち「治らない」。「治療では進行を止めることに重点が置かれます。しかし最近、世界で初めての項目を入れたガイドラインが日本で作られました」
それが、「早期慢性膵炎」だ。
☆早期慢性膵炎とは?
慢性膵炎は不可逆性で、一度発症すると膵臓がんのリスクが高くなる。そこで日本では、早期慢性膵炎からの医療の介入が試みられている。
「『治療を始めれば治る可能性があるのではないか』という段階が、早期慢性膵炎です。普通の膵炎は超音波やCTで診断できますが、早期慢性膵炎はそれではわかりません。超音波内視鏡という機器で精密検査を行わなくてはなりません」
しかも、膵臓の専門医でないと診断は難しい。膵臓専門医は少ないが、病院のHPなどで医師のプロフィルを確認し、受診すべきだ。
「早期慢性膵炎の診断までいかなくても、慢性的に腹痛があり、飲酒習慣があるなら、胃カメラだけでなく血液検査や超音波などで膵臓を調べる。せめて慢性膵炎のチェックはすべきでしょう」
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