新入学、母校の小学1年生、私の時代の3分の1だという。
過去を知らない子どもたちは子どもが減り続けている実感はないだろうから、世代が若くなるほど問題意識や危機感が薄れてゆく。子どもが多かった世代から見れば今は異常だが、子どもたちから見れば今が普通なのだ。
実際に子どもをつくるのは若い世代なので、こういった実感の薄れも少子化加速要因となってしまうのだろう。
少子化への危機感が強くなる世代になるほど子どもをつくれなくなってしまう。自主的に子どもを増やせない。
こんな直接子どもをつくらない世代が、こうやったら若い世代が子どもを欲しがるだろう、子どもをつくろうと思うだろうという「だろう対策」を考えても効果は薄い。直接子どもをつくる世代とは時代背景も価値観も違うからだ。
少子化対策は、実際にこれから子どもをつくる若い世代が問題意識を強く持ち、若い世代が中心となって意見を出し、こうなったら子どもが欲しいと思う、子どもをつくるという「現場が考える対策」を実践していくほうが効果が高い。
問題意識が薄い若い世代は「大人たちは何をそんなに騒いでいるのだろう」という対岸の火事のような感覚の人も多いはずだ。こういった現実を受け止めて、少子化に対する問題意識の世代間格差を埋めていくことも少子化対策として大切な取り組みではないだろうか。
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