若年層の女性に多い神経性無食欲症、いわゆる拒食症ですが、これが重症
化し、飢餓状態(極度の体重減少や栄養失調状態)になっている場合に留意
しておくことがあります。
このような状態になり、あわてて症状を改善させようと急激に栄養補給さ
せると、呼吸不全や不整脈、心不全、中枢神経機能障害などを引き起こして
しまうことがあります。
飢餓状態では、体内のリン貯蔵量が減少しています。飢餓状態で急激に
栄養補給をしようとすると糖質を代謝するために大量のリンが必要になって
きます。そのためリン不足となり、電解質異常を伴う再栄養症候群という
副作用が起こってしまうのです。
体重が標準体重の2割以下になっていたら、拒食症が重症化し飢餓状態に
なっているかもしれません。再栄養症候群が原因で死に至るケースもありま
すので、すぐに病院で診て貰うようにしてください。
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