ドライバーの一般常識として書いておきますので、知らない方は覚えておいてくださいね。
原付バイク(49cc以下)の一般道法定速度は、時速30km
50cc以上のバイクの一般道法定速度は、四輪車と同じ時速60kmです。
※黄色ナンバーやピンクナンバーの原付二種(小型自動二輪)も一般道の法定速度は60kmです。
前にバイクが走っているからといって気軽に追い抜かないように・追い越さないようにしてくださいね。追い抜いて良いのは、時速30kmで走る白ナンバーの原付バイク(49cc以下)と軽車両(自転車・リアカー)だけですよ。
原付バイク(49cc以下)を除くバイクを運転しているライダーは、常に追い越されるなんて意識をもって運転していないので、猛スピードの車が突然真横に並んで追い越していくと強い恐怖と命の危険を感じます。びっくりして転倒するライダーもいるかもしれません。絶対にやめてくださいね。法定速度で走る前方車両(49cc以下の原付を除く)の同一車線内での追い越し行為は道交法違反で捕まりますよ。
私は、基本的にそれを想定してバイクを運転しているので「また来たな」と思いますが、気を抜いているときは、片側1車線の真ん中を走っているのに突然横スレスレに(対向車線をはみ出して)並ばれてびっくりしますし一瞬怒りを覚えます。四輪車で片側一車線道路を法定速度で走っているときに突然、急加速で追い越されたとき、あなたならどんな感情を覚えるでしょう?バイクの場合、ヘタをすれば、それが原因で接触転倒して命を落とすことだってあります(なんで無知なドライバーに殺されなあかんねん)。
実際、一般道では四輪車よりバイクの方がに比較ならないほど早いです。非常識に追い越そうとしても、バイクがちょっとスロットルをひねれば急加速するので追い越しに失敗することもあるし、もし運悪く相手が怒りっぽい人なら一瞬で追いつかれて運転席の真横に並ばれ、車のボディを蹴られる覚悟をしてください。
[0 → 100km/h 到達にかかる時間の目安]
1000ccバイク(2秒台)/750cc(3秒前後)/400cc(4秒前後)/250cc(5秒前後)/125cc(10秒前後)/80cc改(15秒前後)
世界最速級スーパーカー(2秒台)/高級スーパーカーとF1(3秒台)/ 高級スポーツカー(5秒前後)/スポーツカー(6秒前後)/一般乗用車(10秒前後)/軽ノンターボ(15秒前後)
※同じバイクでも2スト(2サイクル車)はもっと早いです。参考:2スト50cc改(10秒前後)
バイクで道路を走った経験のない方、なぜバイクが車線の中央ではなく左寄りを走っているか考えたことはあるでしょうか?車線の左端からやや中央寄り(左端から約1m)は大型トラックの影響でアスファルトが盛り上がっていて走りにくいので基本的に左寄りのわだちを走っているんです。追い抜いてくださいという意味で車線の左寄りを走っているのではありません。
道交法的に追い抜いていいですよという意味も含めて道路の左端を走らないといけないのは、自転車やリアカーなどの軽車両のみです。バイクが道路の左端を通らないといけないのは「センターラインが引かれていない車両通行帯のない道路」のみです。それはバイクに限らず四輪車も同じです。
また一般道ではバイクの姿が視界に入りにくいのか、四輪車がお店などの駐車場から一般道に入り込むタイミングや道路を横切るタイミングが対四輪車に比べて遅い傾向があります。バイクから見ると四輪車が突然飛び出してくるんです。ドライバーから見るとバイクは小さいので遠くにいるように見えて、スピードと距離感をつかみにくいのかもしれませんし、もしかしたら見えてすらいないのかもしれません。
バイクで一般道を走っていると危険なタイミングで飛び出してくるドライバーが非常に多いです。私はそれを分かっているので、四輪車が突然飛び出してくることを想定して常にブレーキをかける心の準備をしていますが、全ライダーが心の準備をしているわけではないのでやはり危ないです。
このように、突然飛び出してくる傾向がある四輪車、突然追い越していく四輪車が短時間に連発して動画に映ってしまいましたが・・・。それだけライダーにとっては、普段からあるあるの出来事だということですね。

https://youtu.be/-qw94hE_2cE