2011年9月29日、厚生労働省から、夫が会社員・妻が専業主婦の夫婦が将来受け取
る厚生年金を夫婦で2分割して半分ずつ受け取るという見直し案がでて検討
を始めたそうです。
これまでは、年収が130万円未満のパート主婦や専業主婦は、老後
基礎年金部分の額だけを受け取り、本来共同で納めているとみなされても
よいはずの2階建ての厚生年金の部分は、夫が全額受け取っていました。
今後は、夫が妻の分も含めて2人分の保険料を支払ったとみなすことと
し、老後受け取る厚生年金は2人分のものとみなすそうです。
ただ、この制度改正によって、夫婦で受け取る年金額も保険料の負担額
も変わりません。金銭の流れとして、夫が受け取る厚生年金部分が半分とな
り、その分が妻の方に流れて、主婦が受け取る厚生年金部分がかなり増える
ことのようです。
私は、家事や子育てがどれだけ大変かよく知っています。言って見れば、
一般的な職業における仕事より、家事や子育ての方が大変な仕事であると思
っています。年中無休で、気軽に休みたくても休めないのですから…。
世帯差や本人の能力にもよりますが…。
ニュースによると、保険料を納めている独身の女性から批判があるとかな
いとかいいますが、家族の世話をする心労というものは、世話をしたものし
かわかりません。夫のことを心身共に支え、夫が税金や年金を納める上で、
十分な貢献をしているりっぱな仕事であると思います。
別に夫婦で受け取る総額が増えるわけではないので批判に値しないと思い
ますが、年収が130万円以上あり年金保険料を納めて働く主婦(旦那が
家事を手伝わず、一人で全てをこなしている主婦)からは不満がでるかも
しれませんね。旦那を世話している分、旦那の分を私に半分よこせと…。
こういう制度改正が最適なのかどうかはわかりませんが、考え方として、
意識の上では働く夫と専業主婦の立場は半分半分であるのは当然のことと
思いました。
もしかしたら、自分自身が将来受け取る年金が少ないために、老後を考え
働いている主婦がいれば、専業主婦に転向する人がいるかもしれません。
夫婦どちらかに家庭を守る専業主婦(主夫)がいれば、子育てをしやすくな
り、少しは少子化対策にもつながるのかもしれません。
あなたは、この改正案、どのようにお考えですか?
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