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453 あおいさん
たびたびのお返事ありがとうございます。
私もそれなりに歳をとりました。まだまだ人生修行は途上で至らぬことば
かりですが、とりあえず思うこと、それは、絶えず自分を磨いていくこと、
自分の至らぬ点を克服しようとすること(とても辛いことですけど・・・)、
自分が持つ他人にない良い点は良い点で認め伸ばし、広く役立てていくこと
(最近はこれは自分の責任でもあると感じるようになりました。)辛いこと
もある日々の中、より魅力ある自分を目指して日々イメージすることの大切
さ・・・
人生、学校を出ても毎日が修行なのですね。「生涯教育」という言葉の意
味がやっとわかった気がします。
ただ、あおいさん、そんな難しいこと、なんて思わないでくださいね。み
んな、スタートは同じところからなんです。違いは、どこを「目指して」い
くかだけだと思います。かくいう私も、20代後半の頃は、公私共に周りと
うまくいかず、仕事から帰ってくると、知らず知らず涙が止まらない日々を
過ごしていました。自分なりに悩み、模索することで成長するという面もあ
ります。今は上れない壁に見えても、塵も積もれば…、いつかは乗り越えら
れないことはないものに見えてくる日が来るかもしれないのです。(歳をと
った私のメリットは、それを経験で知っていることでしょうか)
自分磨き、あおいさんにとってのです、さえ少しずつしていけば、その積
み重ねがいつしか人間を育んでいきますよ。ご安心なさい。
最後に、悩んでいた20代の私は、そう友人もいなかったので、支えを探
し回り、結局本からヒントを得ていました。参考にはならないかもしれませ
んが、いくつか印象深いものをご紹介します。興味があればどうぞ。
・「人間について」(ボーボワール:新潮文庫)〜薄い本ですが濃い内容
が書かれています。最初はわからなくてもともと、と読み流しました。以
後、だいたい5年おきくらいに読み返している私の座右の書です。時ととも
に、今でも、ああ、そうだったのかということがあります。
・「娘の学校」(なだ いなだ:集英社文庫?)作家のなだいなださんが
自分の娘宛に人生学校の先生として「教鞭」をふるっているものです。優し
い言葉で、なかなか鋭い視線が投げかけられています。女性用の本かもしれ
ませんが、私はこの本に支えられ、育てられました。
またまた、長々と書いてしまいましたね。私の勝手のなせる業(わざ)で
すので、どうか、適当に読み流してくださいませ。