>>
138 うへぇ。ララ物資っていうのは、始めて聞きました。というか、忘れていた
のかもしれません。まだまだ戦後の色が濃かった頃ですよね。
そういえば、思い出したんですが、幼稚園の頃、帰りに先生が口に肝油を入
れてくれてました。
肝油(かんゆ)は、記憶では紫色の小さな粒で、今で言うグミみたいな感触
だったと思います。
主にビタミンAやDの不足を補うために、魚や鯨等の肝臓から取れる油を食
べやすいように糖衣コーティングしたものですが、当時、あれは美味しかっ
た。1日に1個しか食べちゃいけないと言われてたのがなかなか守れなかっ
た記憶があります。
私は、幼稚園から小学校低学年頃まで偏食がひどかったんです。
肉、野菜、魚が食べられない(今じゃ大好きですけどね。)
そのため栄養失調におちいり、母親には苦労をかけたと反省してます。
よく、幼稚園の頃、給食が食べられなくて園に残され、先生の前で、泣きな
がら口に流し込んでは吐き出し、また流し込むという作業を繰り返していま
した。今でもよく覚えてます。吐いた後の胃液の味が染みこんだ食べ物って
いうのは本当に不味いです。
当時の幼稚園は、2日に1回給食が出るんですが、毎日母親に「今日給食あ
るん?」と聞くのが日課で、母親が「あるよ」と言うと、1日憂鬱でした。
今思うと、そんな私一人のために先生が付き合ってくれてたんだなぁって、
感謝してます。母親もそんな私を叱るでもなく、気長に付き合ってくれてま
した。今から思うと、母親は私を甘やかせすぎて失敗したと思ってたんだと
思います。
結局は、小学校3年頃から運動を始め、そらもう腹が減って減って。
好き嫌いなんて言ってられないようになって、何でも食べられるようになり
ました。
栄養失調だった身体も、立派になりすぎて、女房からダイエット指示を受け
る毎日です。(苦笑)