まーくさん、こんにちは。
これは有名なお話ですよね。えーと…何をどう言ったらいいのか分かりま
せんが、このお話はとても重要な要素を含んでいて、それを読んで自分なり
に消化して吸収なさったまーくさんは素晴らしい。なぜなら、これを読んで
も理解できない、理解なさらないかたもたくさんいらっしゃるからです。
日本人は他の国々の人たちに比べ、どうしても自分本意でものを考えがち
です。自分本意というのは全体から見た日本、全体から見た自分、全体から
見た自分の周りの人々などに対して、ごく客観的な見方をするのが得意では
ないという意味です。
最近の例では新潟中越地震がありますね。被災地には本当にお辛い目に遭
われたかたが大勢いらっしゃりお気持ちをお察ししますが、小泉首相に対し
て被災地を訪れたときに不平不満を言ったり、マスコミや世論が地震が起き
てから首相官邸に戻るのが遅いとか言うのはちょっと違うかな、物事を客観
的に見れていないことにつながっているんじゃないかなと思います。
小泉首相の公務は朝からハードスケジュールな日ばかりですし、他にも首
相としてやらなければならないことだってたくさんあります。それにいかに
首相といえども、自然の力をコントロールすることはできません。どうしよ
うもないことだってある。それを察してあげられること、それが人だけが持
つ理性や思いやりというものですよね。
私自身はまーくさんのお話をきっかけに、私的感情を入れず全体をしっか
り把握して物事を客観的に見ることも必要だということを日本人のみなさん
に認識していただくだけでも、とても大きな前進だと思います。
いろんな技術だけじゃなく、こういうところも他の国々に見劣りしない日
本であってほしいと思っています。