迷い猫さん
はじめまして、こんにちは。
迷い猫さんのお悩み、懐かしく読ませていただきました。

私も高校生の時は、進路に悩み、特に大学への進学は考えておらず、
そのまま就職すると思っていました。
でも、少し大学も行けるものなら行きたいなぁぐらい思っていました。

当時の担任の先生に、
もし、少しでも大学などに行きたい意欲があるのなら、
１０代後半からのこの時期はとても学習環境が良いから、
是非、進学するのが良いと言われました。
多分、同じ年頃の人たちが頑張っているということもあるし、
学習したことの吸収も良いということでしょう。

ところが、家庭の経済的事情で、大学など無理で、
それでも今、この時期だからこそ…と思い、
専門学校に入学しました。

就職をして、しばらく過ごした後、やっぱり大学で勉強したいと思い、
現在社会人入学で、通信大学に在籍しています。

何が言いたいかといいますと…、
生涯現役で、学習の意欲があればいつでも大学や
そのような機会があるので、本当に勉強したい時期に行くのも
良いと思います。

ただし、１０代から２０代のその時期だからこそ、学べることが大きいとも
思います。
例えば、迷い猫さんが、何の迷いもなく、映像などの世界に行くと
決断したのであれば、その道を迷いなく突き進めばよいと思いますが、
すこし、気持ちが決まりかねるのであれば、
大学という所で、もっと自分の考えの幅を広げて、刺激を受けて、
感性をもっともっと磨いて、それから専門的な分野に進むことも一つだと
思います。

大学に入ることが目的になってしまっている、今の学校の在りかたに
疑問を感じておられるのであれば、
それは、大学に入学してから、ご自身がたくさん勉強をして、
たくさん興味を増やして、楽しいキャンバスライフを送られたら良いと思い
ますし、
大学で学ぶことそのものに疑問を感じられるのであれば、
専門分野の道に進まれたら良いと思います。

大学でどんなことを学ぶのか、どんなことが学べるのか、
目的意識を持って入学されることが一番理想ですが、
大学に行ってから、新しい学問や分野に触れて
将来のことを考えられてもよいとも思います。

ただ、映像の希望があるのに、全く関係のない分野に行くことも
ないと思いますし、
でも、文学部で感性を磨かれて、映像の分野に行かれたら、
義務教育だけで映像に行かれるよりは、もっと幅広くなりそうだなぁとも
思います。

なんだか、大学進学肯定論ですね。そんなつもりはありませんが。
大学というより、生涯、学習するという気持ちが
大切だと思っていますので、
大学に入学することが目的にならないようにだけ、
大学に入学して、その後どんなことを勉強したいのか…
あと、進学費用はいずれ倍にして返すつもりで行かれると
お母様も喜ばれるのではないでしょうか。

私は、現在学費を自分で出しています。社会人だし当たり前。
専門学校の費用も親に返しました。

金銭面を取るか、今という発達時期をとるか、意欲をとるか、
色々悩みますね。
悩まれたほうがその後の決意も固まります。大いに悩みましょう