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つまみ読み
記事 62 by みさと

新スレッドに移りました。 って、これを読んでいるこの世の人は約一名なのかも知れないけど、取り合... ( 続きを読む )

1.
これは! 約一名
2.
アンド、K子。 みさと

3.デートにどうぞ。

コメント 65 by みさと
>>64 服役囚さん

例の池袋にある高ぁ〜いビル。 やっぱりかなり昔のお話です。 どれ位昔かと言うと、伊集院花子の生涯って、夏目雅子が主演してたヤクザ映画を上映していた頃。 それを見てからぶらぶらと駅周辺を歩き回って、晩飯を食べた後に、夜景を見ようと展望エレベーターでテッペン?じゃないのかな? 展望ラウンジで夜景を眺めていた。 私らはまだまだラブラブの頃で恥ずかし気もなくペットリとくっ付いて、甘ぁ〜いオヤヂギャクを飛ばしていた。 おっと、忘れてた。 上にいる時の私は普通じゃない。 まず、エレベーターで青くなり、高っい場所にビビリまくって、ほとんど彼女にしがみ付き状態。 甘い二人のラブラブ姿ではなく、腰抜け彼氏を支えながら歩いているヤンナッタチャッタ彼女。  肩を並べて窓の外を眺めながら、それでも彼女はそんな私を気遣いながら「少し落ち着くまでゆっくりとここにいよう」 そんな優しい彼女は、青く瀕死状態の可愛そうな彼氏を抱えていてくれたのだが。  突然、1000年の恋が冷めたの如く、肩に乗せていた私の手を振り払い、しっかりと支えてくれていた腰の手を離した上に、事もあろうか突き放したのである。 そろそろ展望室も閉店?の時間。 人影も少ないと言えば少ない。 そんな中で私は最愛の彼女に突き放されてしまったのだった。 「なんだよ」掛けた言葉に反応をしない彼女の目は、しっかりと展望室の端っこの角を見つめたまま動かなかった。 「見たら駄目。 目を合わせちゃ駄目だからね。」 視線を動かさずに私を遠ざけようとする彼女。 目を合わせるなと言われても、私には何も見えていない。 しかも十分に気持ち悪い。 手すりにつかまりながら彼女の真剣な横顔を見ているしかなかった。  その内に、彼女の視線が何かを追って動き出したのだった。 その視線の先には、腕を組んで夜景を眺めている幸せそうなカップルが一組、時折顔を見合わせながら談笑している姿があった。  そして、その二人の姿を同じく見ている人がそこにはもう一人いた。 エレベーター姉ちゃんが何故か彼女と同じように、誰もいない空間を目で追っていたのでした。 その二人の視線が追っている見えない空間が、カップルに1番接近したと思われる所を通過した時に、その彼氏の方がふっと後ろを振り返ったのでした。  いったい彼が何を見たのかは分かりません。 幸せそうに、鼻の下を伸ばして笑っていた顔が、一瞬にして引き攣り、見る見る恐怖に充ちた表情に変わって行きました。  私は「なに、なに、どうなってるの? なにが見えてるの」 彼女は視線を動かさずに、私のズボンのポケットを掴むと私を守るような格好で前に立ちはだかってくれました。  彼は口を半分開けっ放しになったまま、彼女に背中を撫でられ、しきりに何かを彼女に説明していますが、視線はやはり何もない空間を追っていました。  三人が目で追っている、空間はどうやら私達に向かって移動しているようでした。 彼女は私に窓の方に向くようにと言いました。 そして彼女も私に並んで外を向いていましたが、視線は自分の肩越しに後ろをしきりに気にしています。 いったいここで何が起きているのか? 私には何も理解できません。 この数人の場の雰囲気を読んでか、他の客はどう言う訳か少し離れた所から遠巻きに眺めているのでしょうか、だれもこの三角地帯には入り込んで来ませんでした。「来るよ」  「あー」さっきの彼が私達の方に向かって指を指して声を発しました。 そんな彼の方を向いてしまった私に、彼女は私にビンタをくらわすが如く勢い良く頬を窓側に向けました。  そして、私もとうとう見てしまったのです。 窓ガラスに映ったその正体を・・・  つなぎのような飾気のない、凹凸のない服装。 腰を押さえ左足を引き摺りながら歩く姿。 そして、大きく傾きながら歩いているその理由は、左半分の顔がなかったのでした。  余りにもむごたらしいその姿に私は一瞬心臓が止まったかのように思えました。  そして、   〜〜〜してください。   〜〜〜してください。  硝子に映った、半分だけしかない唇は、明らかに私達二人に何かを訴えて、そしてふっと消えていったのでした。  実際、手すりを持っていた私は、その場から暫らくの間、動けませんでした。  そこへ突然、何時の間にか近寄って来ていたエレベーター姉ちゃんが、そろそろお時間になりますので・・ ってあんた、何でそんなに冷静なの?  何故かエレベーターの中も、そしてビルを出るまで、誰一人の話し声がしない不思議な沈黙が守られたのでした。   勿論、それ以降は、あの辺りにさえ近づいてはいません。 因みに〜〜〜とは「早く楽に」だそうです。 
どうですか? 一度、カノ展望台へ行って、お会いして来ませんか? 夜景はやけーに綺麗ですよ。 一人だとやけーに空しいですけど、やけーくそになって、ドウカ、ハヤク、ラクニシテクダサイ。
To:みさと

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主題: 続、こんな事(背中に走る悪寒の正体)

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2002年6月20日(木) 22時2分 親記事 4件目のコメント
コメント 66 by ケーナイン
>>65 みさとさん

最近は「ウソですよ」ってのが全然ないのですが。どーなっちゃってるのかな?
霊どころか、霊感の強い人にもあんまり縁がないので一度会ってみたい。例のレイコの場合話だけで、実体験させてくれなかったですからね。
それにしても今日はこのサイト全然アクセスできないんです。
すげー調子わるいですよ。
この投稿に返信
2002年6月20日(木) 23時7分違反通報親記事 5件目